卒論を書こう の商品レビュー

栩木伸明(著者)

2011/06/05

論文を書くのに、優等生君、マニュアル君ではNG。
一般に引用の出典を示す場合、同一著書の市長が論文中で一点しか言及されない場合には（sato 201）のように著者の姓とページを書き、同一著者の資料が複数言及されるときには、（Sato, Politics 20) のように著者の姓、資料タイトル（イタリック体で書き、長い場合は副題などは省略してよい）、ページを書く。

2012/06/19

＊現在では第2版が出ているようです。初版と第2版のどこが変わっているかは確認していませんし、この記事は初版について書いています。

　この手の論文の書き方の類はえてしてそうだろうが、著者が中心に考えている分野と自分がこれから書こうとしている分野が同じであると便利である。

本書では文学･小説や映画などを中心に考えている節がある。過去の先輩の卒論のタイトル例や卒論に使えそうな雑誌の紹介などがある。映像資料の参考文献の書き方などもあるのは文学関係ならではな本書か。

　しかしそれだけといえばそれだけ。全体に共通する事に関してはいたって普通の事しか書いていない。優等生はやめよう･感想文でも概論でもなく論文を書こう･卒論は大学の醍醐味である･情報カード、というような巷でよく言われる文言がずらずらと続く。勉強法の話と同じでこの程度で実際にうまくいった人がいるのだろうか。