砂の本 の商品レビュー
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米澤穂信の100冊その54:ミステリ作家としては「死とコンパス」「アベンハカーン・エル・ボハリー おのれの迷宮で死す」等をあげるべきかも。「ドン・イシドロ・パロディ」も。とのこと。
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ボルヘスを読んでいると、なぜかはよくは分からないけど、ごく深夜のラジオを思いだす。落ち着いた声で喋るお話。
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ボルヘス晩年の短編集「砂の本」と初期の短編集「汚辱の世界史」が収録。 んー、どっちも何かなー。 「砂の本」は晩年の作品だからか洗練されてる感はある。けど、「不死の人」や「伝奇集」にあったような重層感とか超現実感には乏しい感じがして普通。 「汚辱の世界史」は歴史小説的な...
ボルヘス晩年の短編集「砂の本」と初期の短編集「汚辱の世界史」が収録。 んー、どっちも何かなー。 「砂の本」は晩年の作品だからか洗練されてる感はある。けど、「不死の人」や「伝奇集」にあったような重層感とか超現実感には乏しい感じがして普通。 「汚辱の世界史」は歴史小説的なもので、「吉良上野介」を題材に取り上げてるのはすごい。ボルヘスの赤穂浪士に対する見解が見れて面白いが、訳が変。ボルヘスは「〜でござる」とはスペイン語で書いてないはず。その他の部分も変に意識して訳してあってイヤ。普通に訳して欲しい。「エトセトラ」が一番ボルヘス調が出てて面白いんではないでしょうか。
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