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私の文章作法 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2017/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「文章を書くという行為は設計と加工を緻密に施していく作業プロセスである」という持論を著者の執筆経験を通して語っている。 正しい文章の鋳型に独自の経験を流し込んでいくという鋳造作業の果てに、独自の読みやすい文章が形成されていくという件は印象的で「基本」って大事だなーと思った。 感覚で文章らしい言葉の連結を捻り出している身としては、アプローチというか姿勢自体を改めないとなーと思った次第。 ちなみに、とても読み易かった。

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2014/12/27

著者が読者に語りかけるスタイルで書かれた文章作法です。「思ったとおりに書く」「見たとおりに書く」という文章観を批判し、スタイルの模倣習熟を通した文章作法を提唱しています。 30回に渡る講義の形式で書かれていて、非常に読みやすくなっていますが、手紙の書き方や講演の心得、日記につい...

著者が読者に語りかけるスタイルで書かれた文章作法です。「思ったとおりに書く」「見たとおりに書く」という文章観を批判し、スタイルの模倣習熟を通した文章作法を提唱しています。 30回に渡る講義の形式で書かれていて、非常に読みやすくなっていますが、手紙の書き方や講演の心得、日記についての所感なども含まれていて、やや内容が薄いように感じてしまいました。

Posted byブクログ

2011/10/23

「真似ることから始める。」 この考えが正しいと思うようになったのはつい最近のことである。個性個性と言われる時代のせいか、何をするにしろ「自分らしく」という概念が根底にあり、真似ることは私にとってよくないこと、そう思っていた。 しかしそれでは、基礎がないから成長しない。 ピカソの...

「真似ることから始める。」 この考えが正しいと思うようになったのはつい最近のことである。個性個性と言われる時代のせいか、何をするにしろ「自分らしく」という概念が根底にあり、真似ることは私にとってよくないこと、そう思っていた。 しかしそれでは、基礎がないから成長しない。 ピカソのような絵なら誰でも描けると思っているうちは、描けているようで描けていない。あの絵があの絵であるのはピカソ自身の基礎があってこそ。簡単に描かれていそうな絵ほど難しく、簡単に書かれていそうな文章ほど、じつは緻密につくられた文章なのかも知れない。 基礎の大切さは、個性をもつためにも必要不可欠なのである。残念なことに、私は今までそのことに気づかないまま生きてきたらしい。 (2006年4月18日読書日記より)

Posted byブクログ

2009/10/10

昔の人は一生のうちにたくさんの手紙を書いた。 読むことは書くことよりも受動的。 他人の読んでいる本を覗いてしまうのはトイレを覗いてしまうようなくらいプライバシーに入り込んでいる。

Posted byブクログ