薔薇色のゴリラ の商品レビュー
短歌の鬼才塚本邦雄がシャンソンにぞっこんだというのは意外だった。 彼の短歌に漂うリズムは、シャンソンだったのだ。 本書では、塚本邦雄のシャンソンに対する無上の愛が、彼の華麗なる文体で描かれる。 タイトル「薔薇色の」薔薇とは、地獄の薔薇=エディット•ピアフのこと。 「ゴリラ」と...
短歌の鬼才塚本邦雄がシャンソンにぞっこんだというのは意外だった。 彼の短歌に漂うリズムは、シャンソンだったのだ。 本書では、塚本邦雄のシャンソンに対する無上の愛が、彼の華麗なる文体で描かれる。 タイトル「薔薇色の」薔薇とは、地獄の薔薇=エディット•ピアフのこと。 「ゴリラ」とは、典雅なゴリラ=ブラサッンスのこと。 ここで愛しみを込めて語られるシャンソンを聴かずにはいられない。 塚本邦雄の短歌を味わいながら、ピアフとブラッサンスを聴くのも一興。
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