月の上のつよがりロボット の商品レビュー
どうしても読み返したくなって、必死に記憶を掘り起こした。 ロボットが胸にかくまったのは子猫じゃなかったし、記憶より短くテンポの良いお話だった。 しかし、あの日この作品を読んで得たものが、確かにある。
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月の上で働いてる旧式ロボットがいました。 彼は月の兎村の話を聞いてその村を探す旅に出ます。 伝説の村だからあるわけがない、といわれても 道中出会った子ねこ、たぬき、人形とともに村を目指して月のひみつ道をゆきます。 人間に見捨てられたさびしい村では、村を整備したり、月のしずくの水をもらったり、それで虹をかけて橋にしたりと一行は様々なことに出会います。 いろんな村を通るごとに、子ねこ、たぬき、人形はそれぞれとどまっていったので、兎村へはロボットだけがたどりつきます。 ロボットは歓迎され、いつまでも月の兎村で暮らしました。 ※ 「みらい みらいの おはなしです」 という冒頭にもう読まずにいられないw 挿絵の効果もあってか全体的に月光を浴びたやんわりとした印象。 ちなみにロボットは「ロボー!」といって飛ぶ。 古田さんの世界観を感じつつ不思議な読後感であった。 夏の一冊にいかがでしょう。 中学年以上~大人向きかしら。 友情や信念や環境問題なんかも盛り込まれています。 そういえば「ちきゅう見草」という表現、何かの漫画で読んだ気がします。 つよがりロボットから使ったのかな。
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