ホーキング、宇宙を語る の商品レビュー

スティーヴン・W.ホーキング(著者),林一(訳者)

少し難しいところもあ…

[文庫ＯＦＦ]

少し難しいところもあるが，数式などはほとんど出てこないし，図も多くて楽しく読める．物理学ではこんな風に考えるのか！という驚きの連続．世界の見方が変わります．

簡単に書かれていると…

[文庫ＯＦＦ]

簡単に書かれているというので読んでみたがかなり難しく感じた。この本を読むなら最近改訂版がでたはずなのでそっちを読んだほうがいいかも。

2025/01/06

　世界中で数100万冊読まれているホーキング博士の宇宙論の教科書なのであるが、とにかく扱っている内容がすごい。僅か2百数十頁の本であるが、数百頁の存在感がある。優しい言葉で書いてあるのだが、内容が高度なので理解するのが大変である。しかも一つの文章が長くて、区分けが不十分なので、この本のみで消化するのは困難であるの

2024/07/05

世の中にはたくさんの人がいるけれど、全く違う見え方をしている人がいるんだなあとしみじみ思う。それぐらい訳わからんかった。初心者向けに噛み砕いた本である旨、冒頭に記載があり期待したものの、文系頭にはまあ厳しかった。
物化生地のうち地学選択をしており、少なからず宇宙に対する興味や関心があると自負していたが勉強不足が露呈。
また、物化生地それぞれが複雑に絡み合っていることから、もはや学生時代に教科として分けられていたこと自体ナンセンスだったんじゃないかと一瞬逆ギレしたくなる。
でも悔しいなあ、理解したかった。もうちょっと時間おいて再チャレンジしたい。

2023/10/07

ホーキング博士、難しいです。

宇宙物理学を専門家以外の人にも優しく説明するというコンセプトのもとで書かれた本らしいけど、やはり科学用語をいちいち全て説明しているわけではないので、自分も含め、宇宙科学について何も知らない人が読んで理解できる類のものではなかった。

せめてもう少し図があれば理解ができたかもしれないけど。

ただし、数式は1つしかなく、平易な言葉で説明されているので、理論が発展してきたキーワードは追うことができるようになっています。

関連する本を読んで、また戻ってきたいと思える本。

2022/12/04

三体Ⅲの興奮で下手な宇宙ものSFを読む気になれず読みたいリストの中から思い出したのがこちら。

相対性理論も量子力学も弦理論もそれぞれ読んだことはあったけどそれらを一貫して、常になぜ？の疑問を提示しながら一般読者に面白く読ませ続ける語り口にうなります。

2022/05/23

希代の天才物理学者、スティーブン・ホーキングによる理論物理学の入門書。
専門外の人にもわかりやすく説明するという著者のコンセプト通り、理論物理学のメインテーマがこれ以上ないくらいに易しく解説される。数学的な解説もないため、かなり親しみやすい内容となっている。
それでも馴染みのない概念ゆえに理解の難しい部分がある。こんなにも自分の知らない世界があるのかと思わされる。

自分と同じ世界に生きて同じ現象を観察しているはずなのに、著者をはじめとした物理学者たちはまったく視点を異にして世界を見ている。
その捉え方を理解することは並大抵のことではないが、彼らがどう世界を見ているかを少しでも知ることで視野を広げることができると思う。

2021/11/19

高校時代に落第点を取っていらい物理にはトラウマがあって、80年代にこの本が刊行されて平積みになっていた頃はスルーしました。ホーキング博士が亡くなった時に意を決して購入したものの今日まで放置。
食わず嫌いしていたことを激しく後悔しました。若い頃に読んでいたら、少し違う人生を歩んでいたかもしれないと思うほど面白かった。
こんな私でも楽しめたので、きっと誰でも楽しめます。

2021/11/11

弱い人間原理までは持ち出しつつも、「神はいない」の信念のもとにこの宇宙の成り立ちの仮説を示している。
前段でホーキング博士の研究成果(ホーキング放射)をわかりやすく説明している。
本当の始まりは誰にもわからないものの、
今ある宇宙を人間が観測できる状況はそれほどの奇跡ではない、という仮説は説得力もあり、
また我々が特別な存在ではないことを再確認することで人類(読者)の驕りを窘めていると考えている

20世紀以降の相対論や量子論は大衆の興味をひきやすい反面、その説明は専門的で極端に分かりにくいか、説明者自身の理解が誤っている場合が多いが、
本書の説明は素人にも分かりやすく、著者への絶大な信頼を置くことができる。
ブラックホールから放射が発生することを私は初めて知った。

ただし本書は1988年の英語版初版を基に和訳されており、英語版はその後何度か改訂されているようだ。
過去30年間に観測・発見された情報と本書で提示された仮説の対応を知りたいと思う。

2024/11/25

映画『博士と彼女のセオリー』でホーキング博士を知り、購入。
分野外凡人の私には本書の1割も理解出来なかったと記憶しているが、それでも数少ない理解できる部分に書かれていることは知らなかったことばかりで面白かった。
きっちり理解して読もうとすると今代の人生では足りない気がするが、さーっと読むだけでも十分わくわくできるし、少し賢くなった気がした。