知の論理 の商品レビュー
とりあえず一周。唯一、古典の紫式部のとこが読みにくかった。これは、僕が古典を苦手としているからであろう。全体として、学問とは思想の流れで心理学とかなになに学というのは、前提は共通している。
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論理の発明―20世紀の知のダイナミクス◆限界の論理・論理の限界―20世紀の方法原理◆多元的論理に向かって―ダブル・バインドからカオスまで◆歴史のなかの論理―他者の論理・創造の論理◆論理のプラクシス―論理を読む・論理を書く 編著:小林康夫、1950- 編著:船曳建夫、1948-
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はじめに 第Ⅰ部 論理の発明ー20世紀の知のダイナミクス 小林康夫 第Ⅱ部 限界の論理・論理の限界ー20世紀の方法原 理 疑うー論理を行為するー疑いと研究 野矢茂樹 見るー見ることの限界を見るー現象学とアウシュ ヴィッツ 高橋哲哉 知覚するー認知と神経の「場」ー自己組...
はじめに 第Ⅰ部 論理の発明ー20世紀の知のダイナミクス 小林康夫 第Ⅱ部 限界の論理・論理の限界ー20世紀の方法原 理 疑うー論理を行為するー疑いと研究 野矢茂樹 見るー見ることの限界を見るー現象学とアウシュ ヴィッツ 高橋哲哉 知覚するー認知と神経の「場」ー自己組織的人間 学 下條信輔 表象するー言葉が身体と化すー精神分析とファン タスムの論理 石光泰夫 意味するー構造とリズムーソシュールVSクレー 石田英敬 第Ⅲ部 多元的論理に向かってーダブル・バインド からカオスまで ダブル・バインドーこころを生けどる論理ーベイ トソンと精神のエコロジー 佐藤良明 対話原理ー生成する複雑性ーバフチンとポリフォ ニックな〈若さ〉 桑野隆 物語の論理ー紫上の運命を縫いつけるー『源氏物 語』の「語り」と「物」 藤井貞和 構造の論理ー神話論理から歴史生成へー文化人類 学と成熟 山下晋司 交換の論理ー市場原理と共同体の問題ー商品交換 形式を超えるもの 丸山真人 カオスの論理ーカオスとは何かー複雑系の科学へ 金子邦彦 第Ⅳ部 歴史の中の論理ー他者の論理・創造の論理 自己と他者ーフィクションとしての他者ーオリエ ンタリズムの構造 丹治愛 歴史の現実ー剣闘士のエロティシズムー歴史のな かに欲望を読む 本村凌二 型の論理ー「型」の日本文化論ー対話を通して身 体を見る ドゥ・ヴォス、パトリック 産業の論理ーフォーディズムと日本的経営ー変容 する労働観を追う 松原隆一郎 エピステーメー「現在」のナルシシズムに抗して ーフーコーと不連続の歴史 増田一夫 科学/技術の論理ーポスト・ベーコンの論理とは? ー21世紀の知の論理 村田純一 第Ⅴ部 論理のプラクシスー論理を読む・論理を書 く 論理の応用 船曳建夫 論理を読むー実践としてのテクスト分析ー『痴人 の愛』の論理 小森陽一 論理を書くー歴史のエクリチュールー「女の場」 をめぐって 長谷川博子 論理の技法ー卒業論文をどう書くかー執筆と評価 長谷川寿一 結び 船曳建夫
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「知の三部作」の第2弾。 前作『知の技法』が、大学に入ったばかりの新入生に向けて書かれていたのに対して、本書は対象となる読者を大学3年生としています。アウシュヴィッツをテーマにした高橋哲哉の「見ることの限界を見る」、フロイトの精神分析をテーマにした石光泰夫の「言葉が身体と化す」...
「知の三部作」の第2弾。 前作『知の技法』が、大学に入ったばかりの新入生に向けて書かれていたのに対して、本書は対象となる読者を大学3年生としています。アウシュヴィッツをテーマにした高橋哲哉の「見ることの限界を見る」、フロイトの精神分析をテーマにした石光泰夫の「言葉が身体と化す」、ソシュールとクレーを照らし合わせた石田英敬の「構造とリズム」などは、構造主義の手法を押さえつつ、それを超え出ていく可能性を垣間見ようとする企てが含まれていて、『知の技法』よりも一歩先へと踏み出すための足がかりとして、おもしろいのではないかと思います。 また最後に、卒業論文を書く学生に向けられた、実用的な内容の章が置かれています。
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知の3部作の2作目。現代の論理が複雑ながら興味深い展開を見せているということがわかる。3部作のなかではこれが一番興味深かった。
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bookoffはすごい。こんな本が100円で売ってるんだもの。 10年以上前の東大の文系用テキストだったらしい。 理系に進んだ私にとっては 文系にもこんなに多様な世界が広がっていたのか! という驚きでした。 各教授が自分の専門分野について数ページでまとめてあって 中身もバラエ...
bookoffはすごい。こんな本が100円で売ってるんだもの。 10年以上前の東大の文系用テキストだったらしい。 理系に進んだ私にとっては 文系にもこんなに多様な世界が広がっていたのか! という驚きでした。 各教授が自分の専門分野について数ページでまとめてあって 中身もバラエティに富んでました。 たくさん書いてくれてあるから、 「知の論理」というより「知の契機」として永く働きを持ちそうです。
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高校生のときに読んだものを再読。 藤井貞和氏の物語の論理について、木村凌二氏の剣闘士のエロティシズムの内容は、忘れられないほど興味深かった。
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9月29日読了。知の技法・論理・モラル(これは未読)と続く三部作の第2弾。読んでいると学生時代に戻ったような気分になってくる・・・。数多くの知の巨人たちの著書を引き合いに出しつつ、「知」とは何か、何かを「知っている」とはどういうことなのか、「知る」ためにはどのような思考・ツールが...
9月29日読了。知の技法・論理・モラル(これは未読)と続く三部作の第2弾。読んでいると学生時代に戻ったような気分になってくる・・・。数多くの知の巨人たちの著書を引き合いに出しつつ、「知」とは何か、何かを「知っている」とはどういうことなのか、「知る」ためにはどのような思考・ツールがあるのかという問い(と、ある程度の回答)を与えてくれる書。世の中には面白いことや、考えるタネがいくらでもあるもんだ。1995年刊行の書物だが、その頃と今と、「知」に関してはたいして変わっていないのではあるまいか。
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現象学の項での、映画監督クロード・ランズマンのスピルバーグの「シンドラーのリスト」への批評が印象的、シンドラーから得られるカタルシス(涙と浄化)を観客に与えることへの問いかけ(ホロコーストが何であったかを忘却しないか、との問い)、に驚いた。「卒業論文をどう書くか」こういうのがある...
現象学の項での、映画監督クロード・ランズマンのスピルバーグの「シンドラーのリスト」への批評が印象的、シンドラーから得られるカタルシス(涙と浄化)を観客に与えることへの問いかけ(ホロコーストが何であったかを忘却しないか、との問い)、に驚いた。「卒業論文をどう書くか」こういうのがあるとなんとなく安心する、これだけでも会社に一冊! 所々(ほとんど)、飛ばしてなんとか最後までページを捲ったという感じ、既にダブル・バインドがわからない。きっと、何度も読み返すとよい本なのだろう(は・た・し・て・その気になるのだろうか)。
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