南の島に雪が降る の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦地への慰問団の存在は知っていましたが、戦地で兵士自身が初めは演芸から始まって最後は戯曲や現代劇までが演じられたことは知らなかった。それが況してや加東大介氏であったのですから感慨も一入です。黒澤明監督の『七人の侍』の七郎次がきりっとしたなかに世話女房役としての振る舞いが印象に残っているものですから。それにしても戦後加東氏が地方興行先で遺族の方々からかけられた感謝の言葉は、役者冥利に尽きたものだと思いました。幸せな役者さんであったことでしょう。
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名俳優 加藤大介さんの戦争記。 といっても、戦地で作った劇団の話で、今、大御所の役者さんの お名前などがたまに出てきて、時代を感じます。 人の前で演じること、を仕事にしたい方は是非読んで欲しい一冊です。
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