懴悔の生活 の商品レビュー
いろんな本で紹介され、いつかは読まねば―と思っていた一冊をようやく入手。 以前「聖なる経済学」でギフトエコノミーについて知ったが、この本に書かれてある内容は良く似ている。こういった自我を超える方法があるのだな。それは一切を捨てることからはじまる。 「1/0=∞無限」 自分を無く...
いろんな本で紹介され、いつかは読まねば―と思っていた一冊をようやく入手。 以前「聖なる経済学」でギフトエコノミーについて知ったが、この本に書かれてある内容は良く似ている。こういった自我を超える方法があるのだな。それは一切を捨てることからはじまる。 「1/0=∞無限」 自分を無くすれば、全体が自分である。エゴが消えればお光(神)のはからいが現れる。大自然の動くままを従順に受け入れる。すると餓えもせず、健康になり、家庭も不安ない状態になる。感謝が奉仕のかたちとなって現れる。 若い頃、北海道の事業で資本家と労働者間の摩擦に苦悩し、解決の道を探るも、強いものが弱いものを食うような社会の中で自分は人を食って生きたくないと悩む。 断食中に遠くで聞こえていた赤ちゃんの泣き声。母親が乳を与えたことで、泣き止んだことをきっかけに、自然にかなった生活をすれば、人は争い合わなくても、また働きを金に変えなくても許されて生かされることを悟り、一切を捨て、無邪気な無一文生活を始めた。 そして見返りを求めない奉仕をするうちに自分自身の問題解決であったつもりが、他人の心を引き締めることが分かった。更に、清浄な(あるいは懺悔のある)供養でなければ受け取らない姿勢は、おのずと他人を感化していく。
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