源氏物語(上巻) の商品レビュー
この作品は、昭和35年5月、「世界名作全集」の一巻として平凡社から刊行された現代語訳『源氏物語』を上下二巻に分けて文庫化したもの。 この現代語訳『源氏物語』は、舟橋氏の最晩年の作品で口述筆記によって書かれたものであり、全五十四帖の途中である四十一帖(分類によっては四十帖)の「幻...
この作品は、昭和35年5月、「世界名作全集」の一巻として平凡社から刊行された現代語訳『源氏物語』を上下二巻に分けて文庫化したもの。 この現代語訳『源氏物語』は、舟橋氏の最晩年の作品で口述筆記によって書かれたものであり、全五十四帖の途中である四十一帖(分類によっては四十帖)の「幻」が絶筆となっている。 最晩年の作品ならば円熟味のある作品を期待してしまうものだが、口述筆記というのが良くなかったのか、少し物足りなくも感じる作品だった。 (下巻のレビューにつづく)
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