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『市民ケーン』、すべて真実 の商品レビュー

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2024/02/17

ポーリーン・ケールが「raising kane」を出したことによって巻き起こった論争に対して、制作過程を細かく調べて反論したもの。 ケールが作家主義に対して危機感を持ち、あまり調べずに脚本はほぼ全てマンキーウィッツが書いた、という事に対して丁寧に反論されている。 ケールの読み難い...

ポーリーン・ケールが「raising kane」を出したことによって巻き起こった論争に対して、制作過程を細かく調べて反論したもの。 ケールが作家主義に対して危機感を持ち、あまり調べずに脚本はほぼ全てマンキーウィッツが書いた、という事に対して丁寧に反論されている。 ケールの読み難い文章とは違ってかなり読みやすい。脚本自体ウェルズも書いているし、ほぼウェルズが手直ししている、という事ではあるものの、紐解けば紐解くほど、市民ケーンの良さは良きスタッフによるものであり、監督だけの手腕ではないと結論づけられているというのが意外だった。 当時のハリウッド映画の作成過程や、細々とした情報が知れて面白い。(市民ケーンはニューヨークではrkoパレスで封切られた、もともとはb級小屋、と書かれていて、初めてパレス(ボードヴィリアンの最上級だった小屋)が当時rkoが保有してたことを知りました)

Posted byブクログ

2021/01/17

市民ケーンの裏側を知れ、 オーソン・ウェウズの経歴などもしれて参考になった。 マンクを見る前に読めてよかった。

Posted byブクログ