なぜ戦争はおわらないのか の商品レビュー

小林豊(著者)

2011/10/02

昔教授のつてで出逢う事のできた小林豊さん。
お酒を飲みながら色々な話を伺うことができた。

その方が書いた「なぜ戦争は終わらないのか」
結論なのかどうかはわからないけど、
僕は持論として戦争が終わらない理由は
お互いのことをよく知らない、知ろうとしていないから
だと思ってる

読み進めて行くと小林さんも同じ事をおっしゃっていた
だから、なんだろうなー
感じる部分があったんだ
じゃないと尊敬なんてできやしない

僕たちは自分の事で精一杯で、なんでかわかんないけど、
専門家は「戦争」を何も事情を知らずに（感情的な部分ね）
空想的論争を繰り返す
言うのは易し
まさにその言葉どおり

まずは自分から変えてこう、そうそれがインサイドアウト

2010/02/01

画家、絵本作家の小林豊さんからみた、アフガニスタン。「せかいいちうつくしいぼくの村」を書いた背景がよくわかりました。

2009/11/05

うーん、あまりにもアフガニスタンについて知らなさすぎるということで、読んでみた１冊。

石油が、１番の原因かと思っていたのですが、それは、イランとかイラクの方の話で、アフガニスタンとは直接的には関係ないみたいです。というか、産油国じゃないみたいです。

でも、泥沼の民族紛争が続く裏には、多くの人たちが１日２ドル以下で生活しているこの国で、戦争をしていれば、金が動くことに気づいた人たちがいる。
戦争というかたちの経済活動。

それはもしかしたら、舞台がアフガニスタンでなくても良かったのかもしれない。自分にさえ火の粉がかからなければ。そんな怖さを感じます。

そして、その経済システムのなかに、自分ももしかしたら取り込まれていないか？

だとしたら、もしかしたら、ものすごく根本にあるものを、わたしたちは、変えていかなければならないのかもしれません。

2010/10/14

「いまだに戦争はおわらないばかりか、ますます絶望的な状況だという。ぼくたちは人間的な、“自由な生き方”をめざす。だから、この世の中の全てのものの絶対化を許してはならない。すなわち、政治、宗教、民族、思想、イデオロギー、そして正義でさえも、権威として絶対化しそうなものをゆるしてはならない。」

著者がアフガニスタンに向かったのは、まだ大分昔。発行年からも分かるように、今とは全く状況が異なるのだ。
だからこそ書ける完全なる観光者目線での感想に、前半では呆れる。それは、今のアフガニスタンの現状を知っているからこそ、こんな気楽なことを言いやがって、と憤ってしまうのだ。
ただ、後半から、著者がアフガニスタンを見る目と私のそれとが同調してくるから不思議。所詮、私もどこか遠い世界で起こっていることだと思っているからか、と内省。
あぁ、少し古すぎました。

【8/4読了・初読・市立図書館】