食品の研究 の商品レビュー

ヴィンスステートン(著者),北濃秋子(訳者)

2009/10/22

著者が「序――食物と私」で「これは健康食品ガイドではない。これは私たちが何を食べるべきかを論じる本ではない。私たちが実際に食べているものについての本である。」と言い、また訳者も「訳者あとがき」でやや詳細に論じているとおり、彼はたとえば食品添加物の使用を詳細に報告したり、またトマトが昔のトマトとどんなに違うかを丁寧に説明したりしますが、それでも彼はそれらについて怒りをあらわにしたり頭から批判したりはせず、結局は淡々とそれらを買うのですね。そこが巷にあふれる「××てはいけない」式の告発本と違うところで、考えさせられました。

詳細は⇒　http://hoch.jugem.jp/?eid=274

2009/10/04

子供の頃、テレビで観たアメリカの生活にあこがれませんでしたか？ この本はアメリカの平均的な家庭の著者がいつものように妻と スーパーマーケットへ行き、買い物をする。そこで彼、または彼の妻が カートに入れる商品の由来や製法などを堅苦しい話ではなく、ユーモアも交えて、解説。 日本人にも馴染み深いM＆Mのチョコレートやオレオクッキー、コカ・コーラなども出てきます。 まるでアメリカのスーパーで一緒に買い物している気分になれる１冊です。