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殴られてもブルース の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2016/02/14

1994年に書かれたミステリー。 私好みの洒脱・軽妙な探偵一人称形式だけど、あまりにいろんな本を読みすぎて、あまりインパクトはなかったかも。 というより、やっぱりミステリーの世界も時代に合わせて相当進化しているので、昔の作品を読んで感銘を受けるのは、どうしたって難しいよね。 アン...

1994年に書かれたミステリー。 私好みの洒脱・軽妙な探偵一人称形式だけど、あまりにいろんな本を読みすぎて、あまりインパクトはなかったかも。 というより、やっぱりミステリーの世界も時代に合わせて相当進化しているので、昔の作品を読んで感銘を受けるのは、どうしたって難しいよね。 アンフェアな評価になってしまって申し訳ない。 そういうのを抜きにすれば、テンポの良い展開と、魅力のあるキャラで、十分に楽しめた本だった。

Posted byブクログ

2013/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1994年アメリカ探偵作家クラブ最優秀ペイパーバック賞受賞 原題は『DEAD FOLKS' BLUES』(死んだ奴らのブルース) ハリー・デントンは35歳、元新聞記者で、2か月前にナッシュビルに探偵事務所を開いた。 主にロニー・スミスの紹介で調査機関からの依頼、ローン不払い車のとりたてや行方不明の債権者を探す仕事を手伝っている。 昔の恋人レイチェル・フレッチャーから、夫の外科医コンラッドが賭博の借金で脅迫されていると調査を依頼される。 次の日、友人の弁護士ウォルター・クインランとラケットボールをして足を捻挫したので、コンラッドの勤める大学病院に診察に行く。 そこで、病室のベッドに倒れているコンラッドを見つけた。 脈をとろうとかがんだ瞬間、後ろから頭を殴られて意識を失った。 検視官によれば、コンラッドは致死量の麻酔剤を注射されて毒殺されたという。 レイチェルは「殴られたと聞いた」と心配していた。 彼女は結婚後、看護師の資格をとり夫を支えていたというが、写真など夫の痕跡を残すものは何もなかった。 病院関係者の話では、コンラッドは毒舌家で、誰からも殺したいほど憎まれていたという。 借金の件で、賭博の胴元のパパ・ヘイズを訪ねた。コンラッドは10万ドルの借金があるが、医者は返済能力があるから殺しはしないという。 数日後、事務所の前に駐車していた車の中で、ヘイズの右腕のミスター・ケネディが射殺死体で発見される。 ヘイズは、自分から金を借りると殺されるという評判がたつのを恐れて、犯人を探していたという。 土曜の夜、レイチェルの家に立ち寄ると、屋敷裏にウォルターの車が駐車していて、寝室以外の明かりは消えていた。 <解決篇> ロニーが調査機関のデータベースで調べたところ、コンラッドの年収は25万ドル超だが、家や車のローン、カードの支払などの債務が100万ドル近くあった。 さらに、コンラッドの生命保険の総額は200万ドルであった。 死体には外傷はなかったが、ロニーは痕跡が残らないスタンガンがあるという。 それは小型の黒いプラスティックの箱で、レイチェルのハンドバックに入っていた箱と同じだった。 さらに、ハリーが頭を殴られたことを警察は口外していなかった。 レイチェルの家に行き、「頭を殴られたことを知っていたのは、そこにいた人間だけだ」と告げた。 看護婦の制服を身につけ、麻酔薬を入手し、スタンガンでコンラッドの気を失わせて麻酔剤を注射したのだろうと言った。 彼女を助けるために弁護士のウォルターも呼んだと告げると、レイチェルはひどく動揺した。 そこへウォルターが現れ、「レイチェルが夫を殺したことをハリーに知られたため、殺したことにする」と銃口を向ける。 レイチェルとウォルターの関係は1年ほど前から続いていて、同じく借金苦だったウォルターが保険金目当てにコンラッドを殺害したのだった。 ミスター・ケネディーはウォルターを尾行したので殺したという。 レイチェルはハリーを私立探偵として雇っていれば警察に疑われないと、彼を利用したのだ。 突然パトカーのサイレンの音が響き渡り、ひるんだ隙にウォルターに跳びかかり、盗み取ったスタンガンを下腹に押し付けた。 もみ合いの中、ウォルターが発砲した銃弾はレイチェルに命中し、彼女は息絶えた。 突然響いたサイレンは、ハリーを心配したロニーが「警察官が襲われた」と無線連絡を入れ、出動したパトカーのサイレンだった。 <<ホットチョコレート>> たばこも酒もだめ、毎日8時間睡眠が必要というハリーは、ベッドに入る前にホットチョコレートを飲む。

Posted byブクログ

2011/08/07

読み物としては面白いんだけど、半分も読まないうちにオチが見えてしまうのは、推理小説としてはどうかなと思います。はい。

Posted byブクログ