夢の宮 奇石の侍者 の商品レビュー

今野緒雪(著者)

片方だけの玉珥にまつ…

[文庫ＯＦＦ]

片方だけの玉珥にまつわる伝説を描いた物語。幸せなばかりではない恋に涙します。

2013/02/26

今までのシリーズとは形式を変えて、一対の耳飾を巡る物語をオムニバス形式で綴っています。それぞれの話に出てくる登場人物がどれも魅力的でした。今回夢の宮自体の影は薄いですが…。

2010/06/19

ずーーーと探してた１冊！
夢の宮シリーズにハマった元凶の本。
とりあえず、宝石商人と遊女のおねーさんが幸せになれなかったのが切ない…

2009/10/04

「砂漠の涙」という耳飾は王の元に片方しか無かった。その耳飾を巡る数々の逸話を装飾品を売り歩く男が王に語る。すべての話は繋がり、やがて王の元に一対の耳飾が舞い戻る――。話の繋がりが鮮やかです。最後に皆まで語らず希望的観測で終わらせる辺りが今野さんらしいというか。すごく力のある作家さんだと思います。

2009/10/04

〜お薦めお返事〜
お薦め有り難うございます！コバルト系は『彩雲国物語』以外はノータッチノーライフで過ごしてきたので、コバルト系の作者は本当に身近じゃなく、どの作品が面白いのか、どの作家さんの物語がお薦めなのかということがまるで解っておりません。なので、こうやってお薦めされると凄く嬉しいです。・・・が、これはもう、アマゾンでも入手困難のようなので、シオシオと古本屋か、いつか運が巡って出会った時のために、そっと頭の片隅に置いておくことにしますね。レビューを読んでみると、読んで観たい衝動に駆られるお話で、出会うのが遅かったとハンケチ握りしめております。中華系ファンタジー好き！お勧め有り難うございました！＞たもつ

2009/10/07

ある国の後宮にある夢の宮が舞台のこのシリーズ。今回は夢の宮というよりはある一対のぎょくじがつなぐお話で、オムニバス形式でしたが、今回が一番面白かったかも・・・。それぞれちがう人間の手に渡ったりしながら、いくつかの恋の象徴として描かれていて、ある装身具屋がそれを探して夢の宮で見つけます。