封印の昭和史 の商品レビュー
かつて石原慎太郎が「三国人」(2000年)とか「シナ」(2012年)とか言って問題にされたことがある。この発言をヘイトスピーチの嚆矢(こうし)とする人もいる。私自身、報道を真に受けて問題だと考えていた。本書を読むまでは。冒頭の付記で日本を取り巻く言論情況が一瞬にして理解できた。ち...
かつて石原慎太郎が「三国人」(2000年)とか「シナ」(2012年)とか言って問題にされたことがある。この発言をヘイトスピーチの嚆矢(こうし)とする人もいる。私自身、報道を真に受けて問題だと考えていた。本書を読むまでは。冒頭の付記で日本を取り巻く言論情況が一瞬にして理解できた。ちょっと考えてみれば誰でも気づくことだが「東シナ海」や「支那そば」に差別意識は全くない。 https://sessendo.blogspot.com/2020/03/blog-post_15.html
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戦後50年目に書かれた小室直樹と渡部昇一の対談本。 小室直樹は、国際法の視点から、また当時の世界情勢と歴史的事実から、南京虐殺の否定、支那事変は侵略ではない、東京裁判の出鱈目さを論理的に説明してくれる。 一方、半藤一利らが評価する小村寿太郎や近衞内閣の間違い点の指摘にも納得。また、abcd包囲網に至るまでの回避できたポイントも結果論ではなく丁寧な説明でわかりやすい。 20年経った現在でもマスコミの流す情報はあいも変わらず、情けない限りと言わざるを得ない
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南京大虐殺はあった、無かった、結構あった、ちょっとだけあった、などなど色々な意見を言う人がいる。 学者でもない僕のような者には、「あった、っていう事が書かれた本を読んだ」「無かった、という事が書かれた本を読んだ」というところまでしか言えない。 当時南京には世界中から記者が集まっていたが、虐殺の記事が書かれる事は無かったと本に書いてある。 当時南京大虐殺の記事が世界中で書かれたかどうか、頑張れば僕にでも裏が取れそうな気がする(してないけど)。 色々な意見を言うのはいいけど、取ろうと思えば裏が取れるような意見だと、信憑性が違う。 小室先生の話は、裏が取れそうな話が多くて信憑性が高くて嬉しい。
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