横浜港ドイツ軍艦燃ゆ の商品レビュー
1942年11月30日、横浜港にてドイツ仮装巡洋艦トオル号の横に停泊していたウッカーマルクが爆発、その火はトオル号や他船にまで飛び火し、あたり一面が火の海になった。 本書は、その事件について語られている。その後、の部分は特に新発見か?と言われるものも多く、原因解明に尽力された...
1942年11月30日、横浜港にてドイツ仮装巡洋艦トオル号の横に停泊していたウッカーマルクが爆発、その火はトオル号や他船にまで飛び火し、あたり一面が火の海になった。 本書は、その事件について語られている。その後、の部分は特に新発見か?と言われるものも多く、原因解明に尽力された筆者の想いが込められている。 当時は事件直後緘口令が引かれた影響で、情報が乏しかったが、目撃していた当時の子供たちの意見が子供の目の戦争という意味合いからも面白い。 事件後、生き延びた乗組員のその後や関わった方々のその後など、細部まで丁寧に調べられていて、読みやすい。
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