消えた王国(第2巻) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
奈良高原に住む竹西は茶畑の畝を掘っていて何か黒い塊があることに気が付いた。手に取ってみるとそれは木炭のようだった。なんで畑に木炭が埋められているのかと不思議に思い、次の日にカメラとスコップをもって出かけた。奈良のこの辺りには昔の遺物が出てくることが多いので、万が一にと思って、掘る前の現状を残すためにカメラを持てきたのだ。スコップで掘っていくと、あるところでごそっと土が崩れ、ぽっかりとした穴が現れた。そしてその中には焼かれた骨と灰が出てきた。昔の人の火葬をしたあとの墓のようだったが…。この墓の中から墓誌が見つかった。それに書かれた文字を読んでみると「太朝臣安万呂 以癸亥年七月六日卒之」という文字が現れた。古事記や日本書紀を編纂した太安万呂なのか…。
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