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彼女について知ることのすべて の商品レビュー

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2016/10/31

「砂糖を取るか、ミルクを取るか、どちらかを選べと迫られてね ー このさき一キロ太れば一年寿命か縮まるそうだ。棺桶を担ぐほうの身になれなどと、むごいことを言う」 「判らないわ、本当に。同じ日がずっと続いているような気がする。眠るまえには早く夜が明ければいいと思って、朝になればまた...

「砂糖を取るか、ミルクを取るか、どちらかを選べと迫られてね ー このさき一キロ太れば一年寿命か縮まるそうだ。棺桶を担ぐほうの身になれなどと、むごいことを言う」 「判らないわ、本当に。同じ日がずっと続いているような気がする。眠るまえには早く夜が明ければいいと思って、朝になればまた、こんな一日は早く暮れてしまったほうがいいと思う」 「やめない。会わないでいた間、僕はそのことばかり考えてた、きみと寝ることばかり」 「変よ、なんだかいつもと違うわ」 「いつもと同じなのはもううんざりだ」 『もし数発の銃声でこれまでのすべてを御破算にできるものなら、引金を引くことは容易く思えた。一梃の拳銃で、たった一晩で、何もかも変わってしまう。わたしは胸の高鳴りすら覚えた。』 『一、どんなことになっても私はあなたのことには口をつぐみます。連絡できるときが来るまで二度と連絡も取りません。あなたも約束してください。「欲しいものを手に入れるためにはそれなりの代償を払わなければならない」からです。』 『遠沢めいは何を思ってあの項目を書き加えたのだろう。欲しいものを手に入れるためにはそれなりの代償を払わなければならない」からです。遠沢めいが欲しがっているもの、そのために払わなければならない代償とは何だ。』

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2013/03/15

初、佐藤正午作品。 かなり引き込まれた。 「人間の歯は何本あるか、知っているか?」と言われてから殴られるという描写。読んでいてかなり痛くなった。 話の筋も面白い。 単行本で読んだが、文庫版の表紙の絵を見ると、「なるほど」という気もする。

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2009/10/07

いつおもしろくなるのかな。 これからかな。 そろそろかな。 …あれ、終わっちゃった。。 山場なしでずーっと淡々としているので、読み疲れました。

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2011/09/03

手法なのかもしれないけれど、時代背景など整理しきれていない気がした。文章が読みにくいところがあった。それも、ワザとなのかもしれないけれど主語の取りにくいところが。結局いつも取り返しのつかない「瞬間」についてのノスタルジーが作品を成立させているのだなあと思った。救いがないような話だ...

手法なのかもしれないけれど、時代背景など整理しきれていない気がした。文章が読みにくいところがあった。それも、ワザとなのかもしれないけれど主語の取りにくいところが。結局いつも取り返しのつかない「瞬間」についてのノスタルジーが作品を成立させているのだなあと思った。救いがないような話だけれど、結構好きかも。体調がいいときに読み直したいもんです。

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2010/04/07

題名そのまんま、まさに「彼女」についてひたすら語った物語。 何か淡々としててつまらなかったので、最初30ページで読むのをやめた。

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