縄文杉に会う の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
屋久島に行く前に図書館で見つけて読了。子ども向けなのですぐ読み終わりました。でも、内容は深いです。 屋久島の気候が、日本列島の北から南までを含むように豊かなこと。食物連鎖。豊かな森があるから水の流れ込む海に栄養があふれること。 猿が降りてきて農園のミカンなどを食べるようになった時期と、どんぐりの木を伐採した時期が同じこと。 林をめがけてトビウオが産卵にやってきて海は黒くなったけれど、林を伐採して、もうトビウオがこなくなったこと。 アジアで照葉樹林はどんどん伐採され、屋久島が一番大きなエリアになってしまったこと。でも、人が入ってきて、どんどん失われていること。 豊かな森が失われつつあることが、わかりやすい言葉で地面に雨がしみ込むように、心に入ってきて、胸が痛みました。
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