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代表的日本人 の商品レビュー

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179件のお客様レビュー

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西郷隆盛、上杉鷹山、…

西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮こ5人についての伝記です。私は近江聖人中江藤樹についてはこの本で知りました。「日本」という長い歴史と固有の文化を持つ国に生まれた、深い精神を持つ人について簡略にしかしながら本質についてかかれています。学校教育で教わらない、日本の偉大な先...

西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮こ5人についての伝記です。私は近江聖人中江藤樹についてはこの本で知りました。「日本」という長い歴史と固有の文化を持つ国に生まれた、深い精神を持つ人について簡略にしかしながら本質についてかかれています。学校教育で教わらない、日本の偉大な先人についてしることができます

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西郷隆盛、上杉鷹山等…

西郷隆盛、上杉鷹山等、日本が誇るべき五人の日本人についての伝記。それぞれの伝記自体も非常に参考になるのですが、著者がキリスト教徒の日本人であること、また明治という時代も反映した著者の解釈が入っており、その点でも非常に参考になると思います。

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明治西欧化の道の進む…

明治西欧化の道の進む日本において武士の子でありながら、キリスト教となった内村鑑三が代表的な日本人として西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5人を描き日本的な道徳や倫理を訴えます。現代という時代において なお新鮮です。 

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明治の人間の筆の強さ…

明治の人間の筆の強さが感じられた。この本を内村鑑三は明治期に外国へ向けて書いたが、現代の日本人こそこれを読むべきであろう。

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2024/05/04

戦後の日本人が西洋文化の潮流に揉まれていく中で日本人を伝えようとした書籍に興味があり、著名者のこの本を手に取ってみた。基本的な仏教の考え方と歴史を把握していないと少し難しいかもしれないと私が感じた時点で、何も知らない外国人が読んでも何かを多く感じることはできないだろうと感じた。そ...

戦後の日本人が西洋文化の潮流に揉まれていく中で日本人を伝えようとした書籍に興味があり、著名者のこの本を手に取ってみた。基本的な仏教の考え方と歴史を把握していないと少し難しいかもしれないと私が感じた時点で、何も知らない外国人が読んでも何かを多く感じることはできないだろうと感じた。それは戦後の否定的な文化統制や自国強制に反発するヒステリックな一面にも見えた。鈴木大拙みたいな展開を期待してしまっていた。

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2024/03/04

 内村鑑三が西洋人に向けて、過去の偉人たちを紹介する本。新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と同様に、英語で日本の文化を伝えた本であり、この本で紹介される人物は一般的に人格者と言われる人たちである。また、西洋の人たちに伝えるという意図もあってか、いずれの人物の説明においても、...

 内村鑑三が西洋人に向けて、過去の偉人たちを紹介する本。新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と同様に、英語で日本の文化を伝えた本であり、この本で紹介される人物は一般的に人格者と言われる人たちである。また、西洋の人たちに伝えるという意図もあってか、いずれの人物の説明においても、キリスト教と関連させて説明する。そうすることで、日本人にもキリスト教徒にも負けないくらい、倫理的に立派な人物が、日本にもいたことを知らしめようとした。

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2024/01/18

日本の歴史的名著の一つ。日本を代表する5人の偉人について、若干の著者の解釈や西洋との比較を交えながら描かれている。強い志や人間としての徳を持った人が歴史上で成し遂げてきたことを知ることができ、また、どんな考え方をしてどのように実行してきたかを知ることができ、勉強にもなる。その中に...

日本の歴史的名著の一つ。日本を代表する5人の偉人について、若干の著者の解釈や西洋との比較を交えながら描かれている。強い志や人間としての徳を持った人が歴史上で成し遂げてきたことを知ることができ、また、どんな考え方をしてどのように実行してきたかを知ることができ、勉強にもなる。その中には、事をなす前にまずは徳を持つことの大切さ、人に尽くす、世の中のために尽くすという信念を持って成し遂げてきた経緯を読むことができることから、弱い自分の心の戒めとして何度も読み返す価値のある本だと思った。 二宮尊徳の、最初に道徳があり、事業はその後にあるのである、後者を前者に先立ててはならない、という言葉は印象的であった。また、上杉鷹山の変革は、人の心や行動を改めて藩を立て直していったこと、医療や教育などさまざまな取り組みを行っていたこと、それを19歳に藩主となって若くして成し遂げていったことに強く尊敬を持つ。

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2023/10/31

内村鑑三先生が5人の代表的日本人を題材に日本人の道徳観を説いた本。外国人向けに日本の思想を紹介した内容であり、偏ったバイアスがないのが良く、日本人が客観的に日本を学ぶのに優れた本である。 以下、中江藤樹より備忘しておきたい一文。 ・“学者”とは、徳によって与えられる名であって、...

内村鑑三先生が5人の代表的日本人を題材に日本人の道徳観を説いた本。外国人向けに日本の思想を紹介した内容であり、偏ったバイアスがないのが良く、日本人が客観的に日本を学ぶのに優れた本である。 以下、中江藤樹より備忘しておきたい一文。 ・“学者”とは、徳によって与えられる名であって、学識によるものではない。学識は学才であって、生まれつきその才能をもつ人が、学者になることは困難ではない。しかし、いかに学識に秀でていても、徳を欠くなら学者ではない。学識があるだけではただの人である。無学の人でも徳を具えた人は、ただの人ではない。学識はないが学者である。

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2023/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回3回目くらいかと思うが、本棚への登録がなかったので、また再読した。 内村鑑三さんは、民衆の心をつかんで、民衆のために尽くした人をセレクトしているように思う。日本人には、こんな立派な人物がいるのだと、誇らしげに伝えようとしている。 ここに選ばれた、西郷隆盛、上杉鷹山、中江藤樹、二宮尊徳、日蓮の5人は、内村鑑三さんの心底惚れぬいた人物、心底尊敬している人物であることが、文面から強く伝わってくる。

Posted byブクログ

2023/05/02

5人のうち、気になる所から読んでみてもいいかもしれません。 私が1番印象に残ったのは、二宮尊徳。正直二宮金次郎像のイメージしかなかった私ですが、この本で彼の精神や生き方を学び、像への見方が変わりました。笑

Posted byブクログ