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菊籬 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2013/07/21

宮尾さん特有の、引き込まれるような魅力あふれる短編集。 実話を元にしたであろう作品も含まれています。 村芝居はあまり好みではありませんでしたが、最初に掲載されている彫物は頭がグルグルしてしまいました(称賛する意味合いで)。 あっという間に読んでしまって、ちょっともったいなかった...

宮尾さん特有の、引き込まれるような魅力あふれる短編集。 実話を元にしたであろう作品も含まれています。 村芝居はあまり好みではありませんでしたが、最初に掲載されている彫物は頭がグルグルしてしまいました(称賛する意味合いで)。 あっという間に読んでしまって、ちょっともったいなかったな。もう少しゆっくり味わって読めばよかったかもしれない。と後悔。 しばらく時間をおいて、再読しようと思います。

Posted byブクログ

2009/10/07

短編集。30年くらい前の作品が多く、文学色が濃い。さすがと言うか、やっぱりと言うか・・女性を描くのは、やっぱり女性かと納得させられる。文外の重み・・でも、こういうの苦手なんです(笑) 何だか、小説と一くくりにしてしまうけど、内田春菊と宮部みゆき、そこに宮尾登美子が加わって、同業だ...

短編集。30年くらい前の作品が多く、文学色が濃い。さすがと言うか、やっぱりと言うか・・女性を描くのは、やっぱり女性かと納得させられる。文外の重み・・でも、こういうの苦手なんです(笑) 何だか、小説と一くくりにしてしまうけど、内田春菊と宮部みゆき、そこに宮尾登美子が加わって、同業だと話が噛み合うだろうか?ジャンルの差は大きい(笑) 小説としてだけじゃなく、宮尾さんの人生の断片も感じられて、重みは倍増・・次は、気楽な作品を読みます(~0~)

Posted byブクログ

2009/10/04

「鬼龍院花子の生涯」の作者による短編集。明治、大正、昭和にかけての女たちが綴られている。主に描かれているのが芸妓舞妓を生業とした女性たちである。 土佐に縁の深い著者だけに、四国が舞台や重要な地となったり、四国出身の女性が出て来て、私のまだ一度も足を踏み入れたことのない島に対する空...

「鬼龍院花子の生涯」の作者による短編集。明治、大正、昭和にかけての女たちが綴られている。主に描かれているのが芸妓舞妓を生業とした女性たちである。 土佐に縁の深い著者だけに、四国が舞台や重要な地となったり、四国出身の女性が出て来て、私のまだ一度も足を踏み入れたことのない島に対する空想と夢想をどんどん広げていく。まるで、白地図に色を塗っていくように。 本文最初のページで既にわからない単語が出てきたり、読み方に苦労する熟語が出てきたりと、さらっと流し読みさせてくれない、重厚壮大な一冊。久しぶりに小説を堪能する満足感に浸らせてくれた。 (2004.11.02)

Posted byブクログ