羽衣伝説の記憶 の商品レビュー

島田荘司(著者)

2013/07/28

吉敷シリーズ。北の夕鶴2/3の殺人の続編。
北の夕鶴を読んだのがずいぶん前のことなので、本書を読み進めながらなんとなく思い出せることと、すっかり忘れて思い出せないこととがあり、ところどころよく分からないところが。
北の夕鶴を読んだ直後にこれを読めば、より楽しめたのかなと思います。

ミステリとしてはいまいちですが、吉敷と別れた妻の物語としては面白かったです。

2009/10/04

この本はなかなか時間がかかりました。
オレが本を読むのは、基本的に就寝前に横になってというあまり立派な感じではないので、物語に入りこめないとすぐ寝てしまうんです。
で、翌日読もうとすると、ウトウトしながら読んだとこの記憶が曖昧でちょっと前に戻ったところから…なんて、３歩進んで２歩下がるって言うか、裁縫で言うと半返し縫いみたいな。
最後のほうは、ここで寝たらいつまでたっても読み終わらない！みたいな感じで意地になって読み終わりましたが…。

面白いとか、面白くないとかの前にオレはこの本を読むべきでなかったというのが感想ですね。
?ミステリーではなかった。
?『北の夕鶴2/3の殺人』を読んでないと主要登場人物の加納道子に思い入れがわかない。
この２点が大きな誤算でした。
別にミステリー以外も読むんですよ。
読むんですけど、島田荘司さんですからね…いつ事件が起きるのかと考えながら読んでしまいまって。
あれっ…みたいな。
『北の夕鶴2/3の殺人』は…読んだことあるのかないのか…。
なにせ島田荘司さんの本を好んで読んでいたのが高校生くらいのとき、新本格とかそんなブームが起こった頃で、かなり遠い昔の話です。
とりあえず記憶にはなかったな〜。

ま、消化不良気味ですが…次読みま〜す。