女装の剣士シュヴァリエ・デオンの生涯 の商品レビュー
シルヴィ・ギエムの「エオンナガタ」を観て、どんな人だったのか気になったので読んでみた。 日本じゃ、研究書が、たぶんこれくらいしか出版されていないようです。 そこまで詳しい内容ではないのですが、どんな感じの方かなんとなくつかめたような、謎がかえって深まったような、そんなミステリア...
シルヴィ・ギエムの「エオンナガタ」を観て、どんな人だったのか気になったので読んでみた。 日本じゃ、研究書が、たぶんこれくらいしか出版されていないようです。 そこまで詳しい内容ではないのですが、どんな感じの方かなんとなくつかめたような、謎がかえって深まったような、そんなミステリアスな実在の人物です。 この人自身が何を考えていたのかはイマイチわかりませんが、そうとう面白い人生を歩まれています。 宝塚が舞台化でもすればいいのに…。
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- ネタバレ
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シルヴィ・ギエムのコンテンポラリーダンス「エオンナガタ」を見にいくにあたり、予習のつもりで読んだ。 エオニズム(死語か?)の語源となった、シュヴァリエ・デオンの生涯。 興味深い。
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デオン・ド・ボーモンがどういった人で、何をした人なのかが一通り分かった。まだルイ15世やポンパドゥール夫人、その他フランスをめぐる情勢について詳しくないため、分かりにくい部分も多い。デオンを知るための第一歩としては十分な本。
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★これはノーチェックだった。教えていただいて初めて知った。こちらは記録というより読み物の形をとってるんで、より詳細でわかりやすいそうな。急いで読ませていただきます。 (そういえば、持ってない本をレコメンドに載せるのって初めてだな…) ※2006.08.12修正:読了
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ルイ15世下で暗躍(?)した女装の外交官。 と言っても、女装の剣士として戦場に出ていたわけではありません(タイトルを見たとき私はそう勘違いしていた)。 女装ばかりしていたわけじゃなくて、男装(?)時も仕事(主に外交調整というか)をこなし、かつ勇猛果敢な剣士として活躍していたよ...
ルイ15世下で暗躍(?)した女装の外交官。 と言っても、女装の剣士として戦場に出ていたわけではありません(タイトルを見たとき私はそう勘違いしていた)。 女装ばかりしていたわけじゃなくて、男装(?)時も仕事(主に外交調整というか)をこなし、かつ勇猛果敢な剣士として活躍していたようです。どっちもいける、中世的な外見だったのでしょう。 当然といえばそれまでなのでしょうが、読み進めていくうちに、なんていうか、そのタイトルから想像していたような、ファンタジーな話ではなくなってきて、現実の、どろどろしたやり取りとか、権力争いのような、醜い争いがメインになってきて、史実に対してちょっとがっかりというか・・・。 ここからネタバレになります。嫌な人はみないでね。 彼は結局、最終的に「女装のまま」一生を送るようにさせられてしまったそうです。 でも、若かったころはともかく、年をとってからのそれはちょっときついものがあったようで・・・なんか哀愁が漂います。 うまーくまとめて、藤本ひとみに書いてもらいたい気もする題材(笑) どうでもいいことなのですが、オーストラリア継承戦争が1840年からと書かれてて、単なるミスなんだろうけどおいおい・・・って感じですた(=v=;)
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