世紀末奇芸談 の商品レビュー
まずは序章に書かれていることでびっくりする。『弾丸を手で受け止め、真っ赤に焼けた鉄板の上でダンスを踊り、焼けた金属棒を体の上に転がし、舌の上に溶けたロウを注ぎ、300キロを超える石を胸の上に置き、ハンマーで割らせ…さらにもっと脅威の芸を行ったキア・カーン・クルーズという男がいた。...
まずは序章に書かれていることでびっくりする。『弾丸を手で受け止め、真っ赤に焼けた鉄板の上でダンスを踊り、焼けた金属棒を体の上に転がし、舌の上に溶けたロウを注ぎ、300キロを超える石を胸の上に置き、ハンマーで割らせ…さらにもっと脅威の芸を行ったキア・カーン・クルーズという男がいた。しかし本書ではこの程度の芸ではわざわざ一章を設けて解説するほどの人物ではない。』!!!え~~~って感じ。確かにとてつもない芸人(トリックを使ったものも含む)のオン・パレードです。中でも印象に残ったのは第4章「五体満足の者よ恵まれた才能」に紹介されたマシュー・バッチンジャであった。両手、両足がないのにかくも多様な芸(というのはもったいない)才能を発揮したことはまさに脅威である。ずいぶん昔にサンフランシスコで訪れた「Believe It Or Not?]ミュージアムのことを思い出した。
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