大菩薩峠(1) の商品レビュー
いわば必読時代小説。…
いわば必読時代小説。登場人物と長い旅を伴走しようではありませんか。
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快楽殺人者・机龍之助…
快楽殺人者・机龍之助とその他の人々が繰り広げる長大な物語。
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時代小説。退屈だとい…
時代小説。退屈だという先入観にとらわれてはもったいない。実は非常にスピーディな展開の、精彩豊かなスリリングな小説である。登場人物は個性的で魅力的。超長編だが、決して冗長ではない。物語の展開が速いので飽きない。幕末の舞台で剣の達人がせめぎあう。
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居酒屋でおすすめされた本。タイトルが気に入ったので、購入しました。罪もない人を無情にも切り捨てたり、妻を切り捨てたりする机竜之介の冷酷さに驚きます。ただ、その唐突な行動が面白くもあります。また、物語が進むにつれて、単に冷酷ではない一面も出てくる。置き忘れた財布を盗んでおいて、気が...
居酒屋でおすすめされた本。タイトルが気に入ったので、購入しました。罪もない人を無情にも切り捨てたり、妻を切り捨てたりする机竜之介の冷酷さに驚きます。ただ、その唐突な行動が面白くもあります。また、物語が進むにつれて、単に冷酷ではない一面も出てくる。置き忘れた財布を盗んでおいて、気が咎めるというような心理描写もあり、滑稽に感じるが、それが何とも言えぬ魅力になっている。
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「音無しの構え」を有する机竜之助と、仇討ちを狙う宇津木兵馬の話を大筋とした群像劇。 文章は時に厳しく、時に優しく。小説というよりは弁士の語り口調に近い。 P246 世は混乱の時といえ、さすが千有余年の王城の地には佳気があって、町の中には険呑な空気が立て込めて、ややもすれば嫉刃が...
「音無しの構え」を有する机竜之助と、仇討ちを狙う宇津木兵馬の話を大筋とした群像劇。 文章は時に厳しく、時に優しく。小説というよりは弁士の語り口調に近い。 P246 世は混乱の時といえ、さすが千有余年の王城の地には佳気があって、町の中には険呑な空気が立て込めて、ややもすれば嫉刃が走るのに、こうして、朧月夜に、鴨川の水の音を聞いて、勾配の緩やかな三条の大橋を前に、花に匂う華頂山、霧に迷う如意ケ岳、祇園から八坂の塔の眠れるように、清水より大谷へ、煙とも霧ともつかぬ柔らかな夜の水蒸気が、ふうわりと棚引いて、天上の美人が甘い眠りに落ちていくような気持に、ひたひたと浸けられてゆく時は、骨もおのずから溶ける心地がする。
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無常観。 人の命を何とも思わないような辻斬り・机龍之介の痛快チャンバラ劇かと思えば、妙に物寂しい感じもある。 今の漫画ってすぐ人が死んじゃったりして、でも読者のほうでも意外とすんなり腑に落ちちゃったりして、あんまり死について想うことはないけれど。
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大学の講義で紹介されて手に取って以来の再読、あまりに長い(読み終えられないかも?)ので1巻ごとに★評価を。 ほんとにただ「読んだことあります」の事実しか覚えておらん、、、新撰組のくだりなんて全く記憶にない、まぁその当時あまり新撰組とかに興味がなかったということもあるだろうけれど。...
大学の講義で紹介されて手に取って以来の再読、あまりに長い(読み終えられないかも?)ので1巻ごとに★評価を。 ほんとにただ「読んだことあります」の事実しか覚えておらん、、、新撰組のくだりなんて全く記憶にない、まぁその当時あまり新撰組とかに興味がなかったということもあるだろうけれど。 まぁそれはさておき、主人公のあまりのいい加減さが逆に新鮮と言うか、この時代でも(あるいはこの時代だからこそ)こういう無頼的な感じに一定の支持は集まるということかも。しかし大学の講義で論じられた日本の精神性についてはまだ何とも言えんかな(というか何か指摘できるほどの能力は当方にはないと言った方が正確かな)。
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ついに読みだした、世界最長の大河小説。もともとはジブリの鈴木プロデューサーの本に、彼のおもしろかった作品として紹介されていて興味を持ったんですが、最近よく行く青梅近辺が舞台になっていることもあって楽しく読めました。なんか主人公が主人公らしくないというか、変わってますね。これからど...
ついに読みだした、世界最長の大河小説。もともとはジブリの鈴木プロデューサーの本に、彼のおもしろかった作品として紹介されていて興味を持ったんですが、最近よく行く青梅近辺が舞台になっていることもあって楽しく読めました。なんか主人公が主人公らしくないというか、変わってますね。これからどんな風に物語が進んでいくのか、楽しみです。そして僕に読み切れるかどうかも。
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延々30年にわたり連載を続けた挙げ句未完に終わった大長編小説。進むにつれ、登場人物はどんどん増え、舞台はあちらこちらに飛び、誰が主人公なのかもわからなくなる。その破天荒さを楽しめるかどうかで、評価が分かれるのではないか。 おもしろいことはまぎれもなくおもしろい。なにしろ長いから退...
延々30年にわたり連載を続けた挙げ句未完に終わった大長編小説。進むにつれ、登場人物はどんどん増え、舞台はあちらこちらに飛び、誰が主人公なのかもわからなくなる。その破天荒さを楽しめるかどうかで、評価が分かれるのではないか。 おもしろいことはまぎれもなくおもしろい。なにしろ長いから退屈な部分もあるが、これだけのページ数常にワクワクドキドキしていたら心臓がもたないだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
切捨て御免の武士社会の歪んだ精神構造を、長々と描写しているようにも読める。 NHK TV J ブンガクで取り上げられなければ、二度と見ることがなかったと思う。 全巻読んでいないだけでなく、最初の10ページも理解できなかった。 放浪という視点では、放浪記、奥の細道、海の声などとの共通点があるかもしれない。 放浪記はテレビドラマで見てしまったので、荒筋はわかっている。 大菩薩峠も、映画になったとのことなので、映画を見てからなら、読もうという気になるかもしれない。
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