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山霧(下) の商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2013/08/02

のし上がる以前の毛利を描いた作品というのは なかなかないのでは。 他の方も書かれてる通り、二大勢力の間で揺れる 国人衆の様子が非常に分かりやすい。 元就さんも手紙に残していますが、よく上手い具合にすりぬけたものだなぁと(笑) 作者の他の作品も気になるところです。

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2013/07/15

(1997.03.22読了)(1997.01.18購入) 毛利元就の妻 (「BOOK」データベースより)amazon 中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支...

(1997.03.22読了)(1997.01.18購入) 毛利元就の妻 (「BOOK」データベースより)amazon 中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支えられて、元就は次第に実力をつけ、一歩一歩戦国大名への階段を上っていく。乱世を生きぬく武将とその妻を描いた、長篇歴史小説。 ☆関連図書(既読) 「山霧(上)」永井路子著、文春文庫、1995.11.10 「毛利元就(上)」内館牧子著、日本放送出版協会、1996.12.07

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2013/02/21

最後は駆け足すぎた感があり、残念。 でも、しっかりと電車の中で涙をこらえるクライマックスでした。 そして毛利元就素敵だなぁ、と早く山陰・山陽旅行したいなぁ、 とワクワク。 初めて読んだ作家さんでしたが、総じて読みやすく面白く、 男性の歴史ばかりを教えられる女性にとって 当時の...

最後は駆け足すぎた感があり、残念。 でも、しっかりと電車の中で涙をこらえるクライマックスでした。 そして毛利元就素敵だなぁ、と早く山陰・山陽旅行したいなぁ、 とワクワク。 初めて読んだ作家さんでしたが、総じて読みやすく面白く、 男性の歴史ばかりを教えられる女性にとって 当時の女性が強く描かれている小説だと思います。 他の本も読んでみようと思っています。

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2012/07/18

上下巻を通して、 元就の家督相続~第一次月山富田城の戦いの頃までが描かれます。 元就とおかたの人物像が魅力的です。 毛利の家臣や国人衆が、どのように毛利と係わっていたのか、 尼子と大内の二大勢力がどのような影響をもたらしていたのか、 元就前半生での、郡山城を取り囲む勢力図が、...

上下巻を通して、 元就の家督相続~第一次月山富田城の戦いの頃までが描かれます。 元就とおかたの人物像が魅力的です。 毛利の家臣や国人衆が、どのように毛利と係わっていたのか、 尼子と大内の二大勢力がどのような影響をもたらしていたのか、 元就前半生での、郡山城を取り囲む勢力図が、 元就とおかたのやりなどから、とてもわかりやすく語られ、 すんなりと頭に入ってきます。 また、こういった力関係の変化が、この物語の主軸になっています。 小さな毛利家を元就がどのように保ったのか、 最も面白くわかりやすく、最適な小説なのではないかと思いました。 一番初めにこの小説を読んでいたら、 その後の毛利関係の本を読んだ時に、理解しやすかったなぁ、と、 手に取るのが遅れたことを反省する思いです。

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2011/12/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

これは最近の歴史小説の中ではかなりのヒット。いや、これは本当に、よい!!やっぱり女性視点と言うのは大きいかもしれません。女性の好みを判ってるよね。断然読みやすいよね。 ええと、戦国時代の武将毛利元就の、妻おかたをメインにした小説ですね。おかたの一人称というわけではないんですが、文章全体から漂ってくる柔らかさは女性の感性だと思います。とても読みやすいので、女性にはおすすめ。これ、確か昔、大河ドラマの原作にもなっていた気がします。 元就の周りに、頼りになる家来いなさすぎてちょっと切なくなりました。なんていうんでしょう、腹心の部下、とでも言えばいいのか。いや、実際はいたんだと思いますけど物語に登場しないのなんのって。 逆に、いる方が珍しいのか……。確かに、武将自体はフューチャリングされても、その家来ってよっぽどじゃないと出てきませんよね。なんだか、独りでいろんな人の裏切りとかをかわしつつ、っていうのが現代社会に生きる自分からすると悲しい……。信頼できる人は誰もいなかったんですか!!っていう。あ、その信頼ポジションにおかたが入ることによって物語は成り立ってるのね!!判るよ!!でもさぁ!! っていう。感じ。 元就が、それはもう見事に、全ての出来事をくぐりぬけていってくれるので、読んでる方からすると安心感です。お前千里眼か。 歴史小説、特に戦国時代の物は、まぁ、主人無敵、というか、主人公べた褒めになることが多い。私はそれが好きです。 誰が好き好んでけなされまくる物語を読みたいと。いや、そういうのも悪かないんだけどね……。一体全体この作者は、何故こんなにこの人物をけなすのか、余程嫌いなのか、嫌いならなんでわざわざ書くのか、まさかこれはけなし愛?ツンデレーション?とか、本編に関係ない部分で悩む羽目になります。 恋愛小説のカテゴリにいれてもいいんじゃないかとそう思う程度には、これ、かなり切ないです。切ないというか、まぁ、幸せな切なさではあるんですが、最後の20ページが怒涛。私泣いた。泣きそうじゃなくて。

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2011/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支えられて、元就は次第に実力をつけ、一歩一歩戦国大名への階段を上っていく。乱世を生きぬく武将とその妻を描いた、長篇歴史小説。

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2010/05/21

http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-79.html

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2009/11/01

下巻は本当に感情移入しちゃってうるうるきちゃいました。 病院で最後の方は読んでたからきっと変な子って思われたに違いないw 好きな本ベスト10に入ってもおかしくない。 いつかまた最初から読みたいです。

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2009/10/04

毛利元就好きは是非読んでいただきたい。 毛利元就は幼少時代、大人の様々な陰謀の中で育つ。というのも、当時の毛利氏は国人のひとつでしかなく、大名尼子氏と大内氏の間で揉まれていたのだ。当主になる時も様々な陰謀があった。死なないために生き抜くために、騙し合いを繰り返し、時には意に沿わな...

毛利元就好きは是非読んでいただきたい。 毛利元就は幼少時代、大人の様々な陰謀の中で育つ。というのも、当時の毛利氏は国人のひとつでしかなく、大名尼子氏と大内氏の間で揉まれていたのだ。当主になる時も様々な陰謀があった。死なないために生き抜くために、騙し合いを繰り返し、時には意に沿わない戦をし、毎日血なまぐさい生活を送っていた。当然のことだろう、元就はそうとうな用心深い人物で賢かった。基本的に人間不信であったようだ。 妻は敵国の出身で、よくある政略結婚。でも用心深い元就とこの妻は意外にも仲のよい夫婦になる。まぁ、この奥さんも賢かったのだ。二人の読みあいの会話は面白い。 中国地方の山々は常に濃い霧が立ち込めている。尼子氏大内氏に挟まれながら、死なないようにこの霧の中を這いずり回っている。そんな元就が魅力的でならない。ちなみに、この奥さんは正室で元就よりも早く亡くなってしまうのだが、正室が死ぬまで側室を持たなかったところが更に元就の事を好きになったきっかけではある。

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