私家版 青春デンデケデケデケ の商品レビュー

芦原すなお(著者)

2015/10/22

「私家版」っていわゆる自主出版のことなのね。知りませんでした。でも、今は出版社から出版している「私家版」もあるそうで、何だかよくわかないが、とにかく、一般発売したものより、内容が大幅に増えているらしいです。どうやら、主人公周辺のエピソードが増えているらしいです。

さて、タイトルに青春とあるようにロックに賭ける青春懐古録であります。そこで振り返られる青春はまさに青春であります。自分を振り返って、そんなに何かに夢中になった密度の濃い時期は残念ながらありませんが、高校世代の感覚・心情として共感というか、よび覚まされる部分が多々あり、楽しくよめました。こんな青春うらやましいです。

物語の時代は60年後半。ここがもし、私の世代（80年代）だったら、どんなロック青春になるんでしょうかね。だいぶ時代背景はちがいますが、途中紹介される楽曲（特に歌謡曲は）になじみがないものがくると、読んでいて苦しいトコロがありました。

2009/10/04

夏休み中に読もうと図書館から借りたんだった。ようやく読んだ。
こんな高校生活送りたい。主人公やメンバーは気づいてないけど君たちとても輝いてる。
彼らたちの集中力ときたら、ものすごい。回りの大人たちも巻き込んで彼らは突き進む！
ロックじゃー！ロックがすきなんじゃー！ロックがすべてじゃー！
青春ってその最中には自分たちには意識はなくて、それが過ぎ去ってから実感わくもんだよね。
香川弁もよくわからんし、ロックの知識もないけれど、夢中になって読みました。彼らが好きだった。
みんな好きになるさ。こんなにピュアで真っ直ぐで、一途な子達なんだもん。