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水のなかの何か の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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シャンディ教授シリー…

シャンディ教授シリーズです。今回は、愛妻ヘレンと一緒にメイン州へ。というのも、巨大化したルピナスという花を見に行くため。なのに1泊目の夕飯中に、目の前で凄惨な毒殺事件が!巨大な花、ミステリアスな泉、絵画の傑作どなど、次々教授とヘレンを魅了するものが現れるなか、事件を解明していきま...

シャンディ教授シリーズです。今回は、愛妻ヘレンと一緒にメイン州へ。というのも、巨大化したルピナスという花を見に行くため。なのに1泊目の夕飯中に、目の前で凄惨な毒殺事件が!巨大な花、ミステリアスな泉、絵画の傑作どなど、次々教授とヘレンを魅了するものが現れるなか、事件を解明していきます。

文庫OFF

2018/09/03

しばらくご無沙汰していたシリーズで新刊の棚にあったからあれ?と思ったが、買い換えただけだったみたい。

Posted byブクログ

2017/11/08

シャンディ教授シリーズ第九弾。 ガールズパーティを逃れて海岸地方へ来たシャンディ教授。 いつも楽しい大学の学生や教授たちが出ない作品ながらも、面白かった。 溌溂とした女性たちが登場したためだろうか。 空に向かって咲いた色とりどりの花、ルピナスを見てみたかった。 泉の謎も教えてほ...

シャンディ教授シリーズ第九弾。 ガールズパーティを逃れて海岸地方へ来たシャンディ教授。 いつも楽しい大学の学生や教授たちが出ない作品ながらも、面白かった。 溌溂とした女性たちが登場したためだろうか。 空に向かって咲いた色とりどりの花、ルピナスを見てみたかった。 泉の謎も教えてほしかった。 途中で展開された、心ならずも離れ離れとなった夫婦のメロドラマが、 あまりにメロドラマすぎて最後まで信じることができなかった自分。 汚れちまった悲しみに、と中也と張りたくなった。 ばたばたする人々がいなかったせいか、 いつもよりシャンディ夫婦の会話がさえわたっていたのも面白かった。

Posted byブクログ

2011/09/18

これもシリーズ中で特におもしろかったような気が。 シャンディ教授が旅に行った先で事件が起こる。 旅先っていうのがいいのかも。ごはんのおいしそうな宿屋とか。メイン州に行ってみたい。 教授がルピナスという花の種をとりにいくのだけれど、そこでは花も特別に大きく、鶏の卵も特別に大きい。な...

これもシリーズ中で特におもしろかったような気が。 シャンディ教授が旅に行った先で事件が起こる。 旅先っていうのがいいのかも。ごはんのおいしそうな宿屋とか。メイン州に行ってみたい。 教授がルピナスという花の種をとりにいくのだけれど、そこでは花も特別に大きく、鶏の卵も特別に大きい。なんだか農業ってすてきだなと思えた。 やっぱりマクラウドはおもしろい。

Posted byブクログ

2009/10/07

シャーロット・マクラウドのシャンディ教授シリーズ第9弾。 愛妻へレンが開いた女性ばかりのパーティを逃れるべく、その友人の一人の提案を入れて、メイン州の海岸地帯へ出掛けることにしたシャンディ教授。 お目当ては、巨大で見事な花をつけるルピナスの観察だったが、宿の食堂で思いもかけない事...

シャーロット・マクラウドのシャンディ教授シリーズ第9弾。 愛妻へレンが開いた女性ばかりのパーティを逃れるべく、その友人の一人の提案を入れて、メイン州の海岸地帯へ出掛けることにしたシャンディ教授。 お目当ては、巨大で見事な花をつけるルピナスの観察だったが、宿の食堂で思いもかけない事件にでくわしてしまって…。 ルピナスを栽培しているミス・ロンデルや、宿の女主人のエルヴァ・ブライトを始め、よく知らない田舎町の人々の姿と暮らしの様子が、ありありと、情景が立ち上るかのようによく伝わってくる。 すっかり探偵ぶりが板についた教授も、出先ということで、主導権を握って謎に迫るいつもとはちょっと違い、やや消極的な役回りだ。 そんなおとなしさ?を補ってあまりあるのが、やはりマクラウドの描写の腕の素晴らしさだろう。 ユーモラスなだけでなく、登場人物と自然の描写が実にうまいのには、今回もつくづく感心させられた。 そして、さりげない伏線とプロットもミステリーもよく出来ていて、結局、彼らの食べたり飲んだりに楽しくつきあいつつ、最後までどんどん読み進んでしまう、美味いミステリーなのである。

Posted byブクログ

2009/10/04

応用土壌学の教授であり、園芸学の重鎮でもあるピーター・シャンディ教授。巨大カブやペチュニアの「ヘレンの夢」やスミレの「陽気なシーグリンデ」などの新種を開発したことで、一部で有名(らしい)。そんなシャンディ教授が、奥さんのヘレンが旧友を集めて家でひらいた女ばかりのパジャマ・パーティ...

応用土壌学の教授であり、園芸学の重鎮でもあるピーター・シャンディ教授。巨大カブやペチュニアの「ヘレンの夢」やスミレの「陽気なシーグリンデ」などの新種を開発したことで、一部で有名(らしい)。そんなシャンディ教授が、奥さんのヘレンが旧友を集めて家でひらいた女ばかりのパジャマ・パーティーから逃れるためと、見事な巨大ルピナスの栽培で有名なミス・ロンデルを尋ねるため、マサチューセッツ州の田舎にあるバラクラヴァ・ジャンクションを離れ、メイン州を訪れます。ミス・ロンデルの素晴らしいルピナスの観察の許可をもらって、海岸沿いをドライブしながらのんびりと宿に戻ったシャンディ教授。夕食もおわりかけ、食堂にはこの宿の泊まり客であるウィジントン老人と、教授のあとから食堂に入ってきたいばりちらした下品な男ジャスパー・フロッジの二人がいるだけ。シャンディ教授は素晴らしいチキン・ポット・パイを注文し、そして、チキン・ポット・パイの最後のひとつは、ジャスパー・フロッジが、がつがつとものすごい勢いでかきこみはじめます。ところが、フロッジはパイを半分も食べないうちにとつぜん、顔から皿につっぷしてしまいます・・・すぐに青酸カリによる毒殺と判明したものの、ここでは余所者のシャンディ教授、自分には関わりあいのないことと思いつつ、どんどん事件に巻き込まれていきます。 タイトルの「水のなかの何か」とはミス・ロンデルの家にある不思議な秘密の泉の水を指すのと同時に、言葉にはできない永遠の謎のような、目に見えないなにか普遍的なものを表現した言葉で、それはメイン州の風景や自然、ミス・ロンデルなどの登場人物のイメージと重なります。

Posted byブクログ