仲間はずれになった日 の商品レビュー

高井節子(著者),藤本四郎

2017/08/16

　小学生の女の子にとって、仲間はずれはとてもつらいこと。そうなりたくないばかりに、いろんなことを我慢する。大人にはわからない気持ち、事情。

　実際に目の前にそんな想いをして悩んでいる子供がいると、こんなに簡単に済めば苦労はしないよ、と思ってしまうが、でもそんな突破口を信じるしかないのかもしれない。
　簡単な解決策や、完全な対策もない、でも前向きに行くしかない。そんなところか。

　タイトルがストレートすぎて、ちょっと場面を選ぶような気がします。

2011/03/03

なかなかなくて、捜しました！
重松清みたいに、酷いいじめじゃなくて、
いじめられる子の心情が描かれている。
読んでいると、女の子には多少なりともわかる感覚があるのではないかと思う。
そして、この子には、それだけを考えなくて良い環境がタイミングよくあらわれていて、さらに、良すぎる終わり方というか、そのあたりが「もうちょっと何かあるだろう？」と思ってしまうけれど、3〜４年生が読むには丁度良いのかもしれない。と、思う。
手に入らないらしいところが残念。