かさ の商品レビュー

太田大八(著者)

2016/12/09

基本図書ということで、図書館で借りた。

あめが　ふっています。
おんなのこは、えきに　おとうさんを　むかえに　いきます。

字のない絵本。
普遍的な絵本って、きっと、こういう絵本のことだね。（コールテンくん風に）
女の子のかさの朱色だけなのだけれど、全然地味ではない。
ゴム長靴が皮膚に貼り付く感触、雨の音とにおい、女の子から見聞きする風景や音が、感じられる。
雨の中を泳ぐ鳥に少し驚いたり、レールの上を走る輸送車を不思議な目で眺めたり、洋菓子店と人形店の前をゆっくり歩いたり。
こういうことって、なんだか貴重なことだなぁ。
子どもひとりだけで、何かを眺めたりする時間って、どれほどあるんだろうか。
そんなことを、ぼんやり考えた。

2015/08/18

3才7ヶ月
絵のみ、文字のない絵本です。
初めて息子に読むとき、何も言わずページをめくっていたら「おはなし よんで。」と言われたので、二回目からは場面に合ったおはなしを自分で作って読みました。