ウィンター・ムーン(上) の商品レビュー
LA市警のジャックは…
LA市警のジャックは白昼乱射事件に巻き込まれた。キングの「ブラックハウス」に少し似ていると思った。
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ジャックは犯人とおぼ…
ジャックは犯人とおぼしき男を夢中で撃った。市民の味方。"天使の街"の英雄。が、彼の入院中、妻と幼い息子の身には思いがけないことが…。
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若い頃に筆名アーロン…
若い頃に筆名アーロン・ウルフで発表した「Invasion」を書き直したものだという。得体の知れない光と音、奇妙な行動をとる森の動物、不気味な謎の侵入者。クーンツにしては導入部分が長く、前半は全体的にテンポが遅く感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クーンツがベストセラー作家として確立されているだけに、ストーリーが定型化しすぎていると痛感させられた。映画にすれば各々の登場人物の演じる俳優のイメージが固定化される思いもした。 導入部はいつもながら物凄い。いきなりクライマックスを迎える。 それから膨らむ主人公の周囲を取り巻くエピソードも興味深く、これを貫けばある意味、小説の大家としての地位も確立できるであろうと思うのだが、やっぱりクーンツは怪物や宇宙人が好きなんですねぇ~!得体の知れない怪物の話は今までになく幻想的で想像力膨らむが、無敵度を強くしすぎたせいか、最後の対決は何ともしぼんだ内容になっている。 ここがいつもながら作家としての脆弱さを露呈させているのだ。ベストセラー作家というのが必ずしも良い意味に採られない典型でしょう。 (下巻の感想に続く)
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