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栄光の艦隊決戦(17) の商品レビュー

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2012/01/16

この巻を読んで、幾度となく感じてきたことを再確認した気持ち。著者は「もう一人のネルソン」を書きたかったんじゃないのかな? ちょうどトラファルガーの海戦の年。ボライソーは地中海でスペインの艦隊と決戦に。ネルソンはトラファルガーで命をおとしたけれど、ボライソーは…。まあ、フラグは相変...

この巻を読んで、幾度となく感じてきたことを再確認した気持ち。著者は「もう一人のネルソン」を書きたかったんじゃないのかな? ちょうどトラファルガーの海戦の年。ボライソーは地中海でスペインの艦隊と決戦に。ネルソンはトラファルガーで命をおとしたけれど、ボライソーは…。まあ、フラグは相変わらず立ちまくってます。 一方、私生活もネルソンと同様にどろどろの気配。前々からボライソーに感じていた違和感の正体がわかりました。彼は恋愛においてイタい男だった。きっとファンからは凄まじい反発が来るとおもうのだが、とにかくそののめりこみよう、勘違いがイタい。前妻に心をひかれながら再婚するな! とか、色恋を仕事の場に持ち込むな! とか突っ込みどころは山ほどある。 ネルソンはいいんです。どうやらあの人は常人ぽくない、源義経みたいに世事に疎いイメージがあるのでハミルトン夫人にどぶどぶでもかまいません。どうせならボライソーもそういう男にしてしまえばよかったのに。 そしてもう一つ。イギリス人は個人主義だと思っていたけれど、けっこうおせっかい。で、原理主義的。ヘリック、友情よりも倫理ですか? そういえばトールキンとルイスが疎遠になったのも、ルイスの結婚が問題だったっけ。

Posted byブクログ