達人のサイエンス の商品レビュー
「達人」になるためにはどうしたらよいか?「サイエンス」というからには、その方法が書かれているのだろうと思っていた。 その方法が書いてあるのは確かなのだが、それはサイエンスというよりも、精神論に近い。 だからといって、本書の価値がないというつもりはなく、素晴らしい本だと思う。 ...
「達人」になるためにはどうしたらよいか?「サイエンス」というからには、その方法が書かれているのだろうと思っていた。 その方法が書いてあるのは確かなのだが、それはサイエンスというよりも、精神論に近い。 だからといって、本書の価値がないというつもりはなく、素晴らしい本だと思う。 努力はしているのに、どうして伸びないんだろう?と悩んでいる人を元気づけてくれる本であり、謙虚な姿勢の大切さを思い出させてくれる本である。 [more] (目次) 謝辞 はじめに 第1部 達人の旅 The Master's Journey 第1章 「マスタリー」とは何か? 第2章 ダブラー、オブセッシブ、ハッカー―マスタリーに到達できない三つの典型的なタイプ 第3章 マスタリーの道とアメリカの戦い 第4章 プラトーを好きになるには 第2部 達人への五つのキーポイント The Five Master Keys 第5章 キー1・指導 第6章 キー2・練習と実践 第7章 キー3・自己を明け渡すこと 第8章 キー4・思いの力 第9章 キー5・限界でのプレイ 第3部 マスタリーへの旅じたく Tools for Mastery 第10章 決意がくじける理由―後退や周囲の抵抗に打ち勝つには 第11章 マスタリーのエネルギーを得るために 第12章 マスタリーの道での落とし穴 第13章 平凡なことをマスターする 第14章 旅の準備 エピローグ・達人(マスター)と愚者(フール) 訳者あとがき
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練習しても上達しないプラトーに達したら、じっくりけいこを続ければ次のスパートがあることを楽しみに練習を続ける。 良い教師を選ぶ。または本。カセットはビデオはあまり効果がない。 練習と実践。プラクティスとは練習というより道。上達したからと言って道をやめることはない。何よりも練習が...
練習しても上達しないプラトーに達したら、じっくりけいこを続ければ次のスパートがあることを楽しみに練習を続ける。 良い教師を選ぶ。または本。カセットはビデオはあまり効果がない。 練習と実践。プラクティスとは練習というより道。上達したからと言って道をやめることはない。何よりも練習が好き。 自己を明け渡す=上達するために今の技術を手放す。 思いの力=よいイメージを持つ。ニクラウスは成功ショットの半分はイメージの力だといった。 限界でのプレイ=限界を打ち破るために。 ホメオスタシスが抵抗を示す。抵抗が存在することをあらかじめ予測しておく。仲間の力を借りる。規則的に練習する。生涯練習する。 するべきことの優先順位を決める。自由とは制限を受け入れること。全部実行できないが、1つだけなら実行できる。その繰り返しが行動につながる。 未使用のリソース(時間、体力、関心)を活用する。
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個人の成長のための自己啓発、自己管理本。外国人による著作だが、合気道の師範ということもありなんだか読みやすい。スポーツでも仕事でも家庭生活でも、完成形というものはなく、常に成長途上であると思うことが大事。そうすれば、スランプやストレスは本来ないはず。「好きなだけプラトー(成長の踊...
個人の成長のための自己啓発、自己管理本。外国人による著作だが、合気道の師範ということもありなんだか読みやすい。スポーツでも仕事でも家庭生活でも、完成形というものはなく、常に成長途上であると思うことが大事。そうすれば、スランプやストレスは本来ないはず。「好きなだけプラトー(成長の踊り場)にとどまる」「熟練者など存在しない。あるのは学びの途上の人間だけ」「ホメオスタシスに気づく」「達人とは明けても暮れても歩み続ける人」
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行き詰まったら、この本を開くようにしています。というか、自然と開いてしまいます。 著者は言います。「人生における成功や理想の実現になにか王道があるとするなら、それは終わる ことのない長期のマスタリー(達人)のプロセスにあるといえよう」 達人という言葉を聞くと、その分野に精通し...
行き詰まったら、この本を開くようにしています。というか、自然と開いてしまいます。 著者は言います。「人生における成功や理想の実現になにか王道があるとするなら、それは終わる ことのない長期のマスタリー(達人)のプロセスにあるといえよう」 達人という言葉を聞くと、その分野に精通した人のように私なんかは、思ってしまいますが、 もっと、奥が深いものと言っています。 著者は言います。「マスタリーとは即座の結果を求めない、不断の努力に支えられた忍耐の道である。」 今の、時代は忍耐なんて、時代遅れの産物と思われています。しかし、本物を目指すならば、 避けては通れない道なのかもしれません。 本の分量は決して多くありません。1時間もあれば、読めてしまいます。ただ、毎回読む度に、 新たな発見があります。是非、一読を!
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人生の意味はクライマックスの瞬間ではなく、終りなき実践の中にある。 人はエネルギーを使うことによってエネルギーを得る。 達人とは「永遠の初心者」のことである。 自分の限界に挑む決意 ・決意がくじける理由 ホメオタシス(恒常性)の存在 ・ホメオタシスに対処するための五つのポイ...
人生の意味はクライマックスの瞬間ではなく、終りなき実践の中にある。 人はエネルギーを使うことによってエネルギーを得る。 達人とは「永遠の初心者」のことである。 自分の限界に挑む決意 ・決意がくじける理由 ホメオタシス(恒常性)の存在 ・ホメオタシスに対処するための五つのポイント 1.ホメオタシスの活動に気づく 2.変化に抵抗しようとする自分との「関係の調整」 3.支援体制を作り上げる 4.規則的に練習する 5.生涯、学び続ける ・マスタリーのエネルギーを得るために 1.肉体の健康を維持する 2.マイナス要素を知った上での積極思考 3.努めてありのままを話す 4.素直であれ、ただし自己の暗い部分に振り回されるな 5.するべきことの優先順位を決める 6.公言し、そして実行 7.マスタリーの道を歩み続ける
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すごく良い本だった。那覇の図書館にしかないので、買って友達に勧めたいくらい。 タイトルは固いけれど、中は優しい文章で、わかりやすく、簡潔にまとめられている。 いかに、プラトー(上昇していないとき)を楽しめるか。スポーツや仕事、習い事だけではなく、毎日の生活の中でも。
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・重要なことを新しく学習するときは、どういう時でもバカになることが必要。初心者が自分のプライドを、人から良く見られたいという虚栄心を後生大事に守ろうとすると、学習は進まない。バカになりなさい。くそまじめは視野が狭い。自分を笑えるようになりなさい。 →バカなんだからバカだと思われた...
・重要なことを新しく学習するときは、どういう時でもバカになることが必要。初心者が自分のプライドを、人から良く見られたいという虚栄心を後生大事に守ろうとすると、学習は進まない。バカになりなさい。くそまじめは視野が狭い。自分を笑えるようになりなさい。 →バカなんだからバカだと思われたっていいじゃないか?という恥じることを恐れぬ勇気をもちたいもの。恥じる以上に成し遂げたいことがあれば、その勇気はもてるはずでしょ? ・プラトーは誰にだってくる。プラトーの間も基礎・基本を続けなければならない。本来その後に開花する人間は、そもそもその基礎練習自体が好きな人間が多いものだ。 →努力できることが才能とはよく言ったもの。英語だって3か月海外に住めば日常会話が出来るようになってくる。読書だって100冊以上読めば、世の中に新しいつながりが見えてくる。 ・変化を感じる、恒常的機能が崩れている=自分の人生が決定的に変化しつつあるというサインである。または、自分にふさわしくないことを始めてしまったという合図かもしれない。判断はあなた次第。ただし、良薬ほど口に苦しである。 →1週間の中に1回は新しい人との出会いや経験はあった?コンフォートゾーンからは心の平穏は得られても、成長は得られない。 ・学ぶとは、変わることである。学び方、すなわち自分が変わる方法を生涯学び続けるべきである。 →知行合一でいこう! ・教師には全面的に従うべきだが、それは教師としての相手に従うのであって、権威者として従うわけではない。また、指導が生きてくるかどうかは教師ではなく、最終的には指導を受ける自分側の責任。 →他に規範を求めすぎては、真の自由には到達できない。 ・つなぎ時間は誰でもあります。これをムダとしたら人生の多くがムダになります。掃除、整理整頓、食事の買出し、子どものしつけ、自分はそれらから何を学べるのでしょうか? →意味づけする。立ち止まって考える時間、ないんじゃないの?
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メンタルコントロールの為何度も読み返す価値あり。 ・マスタリーに到達する最善の策は練習の為の練習をすること。そしてプラトーを不満に思わず感謝してエンジョイすることである。 ・偉大なあるバスケット選手はお金、名声、特権もそうかもしれないがなによりもスカイフックシュートを愛した。 ...
メンタルコントロールの為何度も読み返す価値あり。 ・マスタリーに到達する最善の策は練習の為の練習をすること。そしてプラトーを不満に思わず感謝してエンジョイすることである。 ・偉大なあるバスケット選手はお金、名声、特権もそうかもしれないがなによりもスカイフックシュートを愛した。 ・どんな競技でも達人はまず練習の達人はである。 ・すべての達人はビジョンを思い浮かべる達人である。 ・達人は基礎に忠実である。 ・達人は肉体の健康を維持する。 ・素直であれ、ただし自己のの暗い部分に振りまわされるな。 ・大胆さの中には非凡な才能があり、活力があり、魔法がある。 ・達人に成りたいならその分野での人間関係においても達人になれ。 ・自分を譲れば譲るほど強くなれる。
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私自身、仕事においてプラトーな期間が長く、悩んだことも多かったですが、やっと自分のすべき方向性が見えてきたと思います(o^^o)成果をもたらす過程(マスタリー)を大切にして、初心を忘れず、学び続けていきたいです☆教師のあるべき姿についても、心に響きました(*^_^*)
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充実した人生を送るためには、限られた時間で最大の成果を上げる必要がある。そのためには効率を重視し、なるべく早く結果の出るやり方を選んだり、地道な努力を馬鹿にしたりせざるを得ない。結果として、長期的な成長、本質的な成長ができず、マニュアル人間、投機の失敗、安易な離婚、アルコール等へ...
充実した人生を送るためには、限られた時間で最大の成果を上げる必要がある。そのためには効率を重視し、なるべく早く結果の出るやり方を選んだり、地道な努力を馬鹿にしたりせざるを得ない。結果として、長期的な成長、本質的な成長ができず、マニュアル人間、投機の失敗、安易な離婚、アルコール等への依存などなど。そこまで行かなくても、短期的な望む結果が得られないことによる不満感、不足感に苦しんでいるということはないだろうか。 日々の細かなノイズに煩わされず、地道にこつこつと努力を継続し、最終的に偉業を達成するかもしれないし、達成しないかもしれない。結果はどうあれ、そういう姿は美しく、充実しているのではないだろうか。 例えば合気道の修行は、うまくなったかと思えば壁にぶつかり、再び基本技を繰り返し、一生を通じて完成することはない。 本書では、このような生き方を「マスタリー」と呼び、マスタリーの道を選ばないことのデメリット、選んだ場合のリスク、そのための準備について、教育評論家で合気道四段の著者が経験をベースに述べている。アメリカでの四段というのがどれくらいか分からないが、1970年からアメリカで合気道を学び、道場を主宰しているのだから、きっと普通の人とは違う世界が見えているのだろう。 最後のおまけのエクササイズは、まるで「ゆる」。かなり気持ちよい。
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