工藤写真館の昭和 の商品レビュー
第13回講談社ノンフィクション賞。 戦中戦後を生きた写真師・工藤哲朗の話。 東京・両国に写真館を構え、時代の流れを見極めながら生き抜いた工藤のたくましさあふれる姿と、昭和初期の庶民の日常の暮らしや文化が、テンポよく書かれている。工藤が実際に撮影した写真も挿し込まれている。工藤は、...
第13回講談社ノンフィクション賞。 戦中戦後を生きた写真師・工藤哲朗の話。 東京・両国に写真館を構え、時代の流れを見極めながら生き抜いた工藤のたくましさあふれる姿と、昭和初期の庶民の日常の暮らしや文化が、テンポよく書かれている。工藤が実際に撮影した写真も挿し込まれている。工藤は、写真家でもカメラマンでもなく、写真師という言葉がぴったり合う。
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父はベースボールマガジン社および恒文社を創設した池田恒雄、母の実家は両国の工藤写真館。両親が離婚したため工藤姓を名乗る。姉の猪谷晶子は猪谷千春の妻で恒文社インターナショナル社長、弟の池田哲雄はベースボールマガジン社社長。
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