霧の灯台 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
くろねこサンゴロウシリーズ、五作目!今までの明るい冒険に対して今回はなんとも静かで切ないエピソードだ。霧に包まれた島の中でサンゴロウは謎めいた灯台守と不思議で穏やかな日々を過ごすが…。派手なアクションがあるわけではなく、終始一貫して静かで穏やかだが、それでも一気に読み込んでしまう引き込み様だった。明かされる真実と結末、そして冒頭から繰り返されていた渡り鳥のサンゴロウの行き先に関するテーマ。今作は一応のサンゴロウシリーズの最終作だが、次なるシリーズに向けて一度主人公の行き先を暗示させる終わり方にしてある点も面白い。
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子供の頃から大好きなシリーズですが、大人になって読み返すと、この巻が特に心に刺さります。 ストーリーや登場人物の言葉も魅力的ですが、情景や五感の描写が素晴らしいです。じっとりとまとわりつくような霧の重さや、真っ暗な海を照らす灯台の灯り、凍るような寒さ...
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旅の途中で出会ったカイの秘密、意外でした~!! 銀波号の船長、なにやってんだよっ!って言いたくなるし、カイがかわいそうになったな~ 友達に、この事を話したら 「自分が生きなきゃ、なんにもならないんだから、自分の命も守るべきだ」 って言ってました^^ナギヒコと同じ考えなんですよね
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今も昔もずっとすきなシリーズ。全10巻、何度読み返したのかわからない。とくにこの霧の灯台は素敵です。
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『黒ねこサンゴロウ』シリーズ第5巻。 灯台守カイとサンゴロウの物語。 ちょっと悲しくも、美しい。
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サンゴロウシリーズでもっとも好きかも知れない。 自らの過去の記憶探しで、少しずつ苛立ちを貯めていくサンゴロウ。 そんな時は、手足のように扱っている船もいつもと違った動きをする。 このあたりの表現、乗り物好きにはたまらない。 ほんの短い時間で読み切れるのだが、読み応えは十分にあ...
サンゴロウシリーズでもっとも好きかも知れない。 自らの過去の記憶探しで、少しずつ苛立ちを貯めていくサンゴロウ。 そんな時は、手足のように扱っている船もいつもと違った動きをする。 このあたりの表現、乗り物好きにはたまらない。 ほんの短い時間で読み切れるのだが、読み応えは十分にある。 一人灯台を守るカイとの交流は、シリーズの中でもっとも泣かせる。
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霧に閉じ込められたサンゴロウは灯台森のカイに助けられしばらくをともに暮らすことになった。 このシリーズの最高傑作といえるかもしれません。
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子供向けですが、何と言うかシックな雰囲気のシリーズ。どの本も好きだけれど、シリーズの中では一番これが好き。余韻が残ります。
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この中に出てくるギターとフルートの曲をいつか再現するのが目下の夢になってますが。 武満さんの「海へ」をBGMにするとかなり雰囲気合います。
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好きな児童書。明らかに小学生とかその辺向けだけど奥深い。サンゴロウが本当に格好いい。猫だけど惚れる。
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