月の夜舟で の商品レビュー
平家の人間関係と恋模…
平家の人間関係と恋模様の二編。平家物語の裏にもしかしたらこんな悲恋があったかもしれないと思うと、なんだか切ないですね。白拍子に入れ込んでる平清盛入道は残酷で非道で助平なじーさん、ってカンジ。彼女は後に追放されて出家したそうだけど、その影にこんな悲恋があったとしたら本人にとっては解...
平家の人間関係と恋模様の二編。平家物語の裏にもしかしたらこんな悲恋があったかもしれないと思うと、なんだか切ないですね。白拍子に入れ込んでる平清盛入道は残酷で非道で助平なじーさん、ってカンジ。彼女は後に追放されて出家したそうだけど、その影にこんな悲恋があったとしたら本人にとっては解放されて幸せだったのではなかろうか。しかし恋を失うより先に追放という形での解放があったらもっと幸せだったのではないだろうか、と思いました。
文庫OFF
このお話で平家物語を初めて知りました。 これまで何となく源氏のほうが好きだったのですが、この物語を読んでから平家も好きになりましたね。 物語本文ではないのですが、「空翔ける、月の夜舟でゆきましょう」というあの言葉と、「明日さえ知らない恋」「片想いを惜しむ恋」という言葉が...
このお話で平家物語を初めて知りました。 これまで何となく源氏のほうが好きだったのですが、この物語を読んでから平家も好きになりましたね。 物語本文ではないのですが、「空翔ける、月の夜舟でゆきましょう」というあの言葉と、「明日さえ知らない恋」「片想いを惜しむ恋」という言葉がとても好きでした。 (大姫と義高のことを知ったのも、この本だったと思います。倉本先生の本は、「海の王 風の姫」「月の夜舟で」をはじめに読んだので……)
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『空翔ける 月の夜舟で 逝きましょう』というフレーズが強烈に心に残っている作品。 この人の鎌倉ものは全部好きなんですが、表紙画像があるというのと、なかでも珍しいパターンの話だったので、これを。
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