戦場の村 の商品レビュー
「極限の民族三部作」において、希少な少数民族に対し質の高いフィールドワークと軽快な文章で読ませるルポルタージュを書き上げ、70年代に朝日新聞記者として人気を博した本多勝一の転機作。 ここで彼が選ぶ極限の民族は戦争化のベトナム民衆。都市部スラム、北部山岳民族、南部農耕民族等、相変...
「極限の民族三部作」において、希少な少数民族に対し質の高いフィールドワークと軽快な文章で読ませるルポルタージュを書き上げ、70年代に朝日新聞記者として人気を博した本多勝一の転機作。 ここで彼が選ぶ極限の民族は戦争化のベトナム民衆。都市部スラム、北部山岳民族、南部農耕民族等、相変わらずの徹底したフィールドワークは健在。 飽き足らずに彼は戦場の村々、米軍前線部隊、解放戦線の村、解放戦線基地と、危険なフィールドワークを重ねる中で、それまでの作品では敢えて表現しなかった激しい怒りを筆に込めることになる。
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