スロー・ラーナー の商品レビュー
作家の初期の短編集で…
作家の初期の短編集で、5つの題材について書かれた作品が並んでいます。わりと難しい内容かもしれません。最初の1編がわりと印象に残ります。
文庫OFF
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"Slow Learner",Thomas Pynchon 「スロー・ラーナー(のろまな子)」 「少量の雨」 「低地」 「エントロピー」 「秘密裏に」 「秘密のインテグレーション」
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ひとつの作品を通じて描き出される世界風景感情が端的に美しい。 「少量の雨」のおぞましさを経た日常への帰還。 「低地」は凄まじい。より下に下に流れ、やがてジプシーの少女が。 「エントロピー」はさすが。これは映画にしてほしい。 「秘密のインテグレーション」はノスタルジック。
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ピンチョン3作品目。「やっとあえたね」感強し。短編集だということと、志村正雄さんの訳のグルーヴが肌にあったのか、スラスラ読めた。超面白かった。 なかでも「少量の雨」と「秘密のインテグレーション」が面白かった。アメリカのレイス問題。 「秘密のインテグレーション」中に在る-本のほうが彼に向かってきているのだ-の一説、個人的に照らし合わせてみると、「興亡の世界史・大英帝国という経験」を読んだ直後「秘密裡に」に触れたりするわけで、まま在りますね。こういうの。
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これは・・・古今東西の文化にかなり通暁していないとおもしろさが分からない小説。ストーリーそのものは目新しいものではないけれど、引用の背景や言葉の使い方などをじっくり味わいながら読める人には味わい深いのだろうと思う。私には無理。
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