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たくさんのお月さま の商品レビュー

4.1

12件のお客様レビュー

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2021/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019年発行の『物語 たくさんのお月さま』を読んで、元の絵本をよんでみたくなり、図書館で借りた。 すてきな絵本です。 もともと、1949年に日米出版社から光吉夏弥訳で紹介され、戦後間もない時期であったためか版型なども小さかったそう。 それを、1994年、作者のジェームス・サーバー生誕100年にあたるため、アメリカで出版されたのと同じ形で出したのがこの絵本とのこと。 たしかに絵本としては文字も小さく、文量も多いけれど、おはなしと文は合っているし、本家と同じ形のこちらの絵本のがいいなぁと個人的には思いました。 本の位置(絵本か物語か)は考えなければかも?

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2020/11/19

周囲があーだこーだと気を揉むよりも、当人に直接聞いてみるって言う方法はありなんだなぁと。 新たな視点をいただきました。

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2020/06/05

4-19-860104-6 48p 1996.7.20 4刷 ○大人が読んでも楽しいというか 考えさせられる 1944年にアメリカで受賞した作品だそうで 日本がこの時どうだったかを考えると 柔軟な発想がすごい

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2019/04/21

幼年物語の棚にあった。大判の、絵本の体裁だがしっかり物語が文章で書かれていて、それでいて絵がぴったりしていて自分で読む支えにもなりそう。 コルデコット賞受賞作なのだが、スロボドキンの絵のふわっとした色遣いや線の感じがレトロで、ちょっと手に取られにくいかもしれないと感じた。 でも、...

幼年物語の棚にあった。大判の、絵本の体裁だがしっかり物語が文章で書かれていて、それでいて絵がぴったりしていて自分で読む支えにもなりそう。 コルデコット賞受賞作なのだが、スロボドキンの絵のふわっとした色遣いや線の感じがレトロで、ちょっと手に取られにくいかもしれないと感じた。 でも、10歳のレノアひめが「木いちごのタルト」を食べすぎて病気になってしまうという冒頭に、ついついうらやましいなあ!と思ってしまい(良くないのだが)、引き込まれた。 大臣や魔法使い、数学者が困って色々話す様子にユーモアがある。子どもに直接話を聞きに来てくれる道化師はいいなあ。

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2018/07/30

これ閉架書だったんだけど、閉架にしておくのはもったいない! とってもステキな絵本でした! ラズベリーのタルトを食べすぎて病気になったレノア姫! 姫はお月さまをもらえば病気が治ると言う。 そこで王さまは兵長や魔法使いや数学者に月を取ってこいと命令するけど誰もが月を取ってくることが...

これ閉架書だったんだけど、閉架にしておくのはもったいない! とってもステキな絵本でした! ラズベリーのタルトを食べすぎて病気になったレノア姫! 姫はお月さまをもらえば病気が治ると言う。 そこで王さまは兵長や魔法使いや数学者に月を取ってこいと命令するけど誰もが月を取ってくることができない。 王さまがガックリうなだれていたが、最後に道化師が当のお姫さまに相談して、お姫さまが満足する月をプレゼントすることができる。 大人は懸命に本物の月を与えようとするが、実は姫の考えている月は全く別物。 これって現実にもありがちな問題かも。 例えば子どもが「ピアノがしたい」と言うと、大人はせっかくなら一流のピアニストの先生を!とか必死で探すけど、実はおもちゃのピアノが欲しかっただけみたいな。 子どもが何を望んでいるのか、きちんと耳を傾け、ともすれば親のエゴになっていないか見直すキッカケになるんじゃないかと考えさせられる絵本。

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2013/09/11

大人はなんて、頭でっかちで制約にとらわれている不自由な生き物なんだろ! それにひきかえ、レノア姫ときたら、自分が目に見たものだけを信じていてぶれない!とても自由なの! なんとも愉快痛快なお話だった。

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2012/09/26

病気のお姫様が「月が欲しい」と言うので、家来を読んで命令しますが、大臣も魔法使いも、数学者もとても持って来れないと言います。王様が聞くたびに遠く大きくなってしまうお月様をどうする事も出来ず、道化師の悲しげなリュートを聞いてせめて心をなぐませようとする王様。道化師はそんなに人によっ...

病気のお姫様が「月が欲しい」と言うので、家来を読んで命令しますが、大臣も魔法使いも、数学者もとても持って来れないと言います。王様が聞くたびに遠く大きくなってしまうお月様をどうする事も出来ず、道化師の悲しげなリュートを聞いてせめて心をなぐませようとする王様。道化師はそんなに人によって遠さも大きさも違うなら、お姫様にはお姫様の遠さと大きさがあるでしょう。と言って、お姫様に月はどのくらいの大きさですか?どのくらい遠くにあるのですか?と聞きに行きます。 大の大人があれこれ言っても拉致があかず、そんな大人の考えとは、全く違うところにいるお姫様の心。なんだか物事の神髄をえているかもしれない・・・。絵本ですが、中学年か高学年以上の方が楽しめるかなと思います。

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2020/12/14

かわいい本だった。大の大人が考えるよりも、子供の方がよっぽど楽しい答えが出てくる! 1944年コルデコット賞

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2011/01/29

絵の美しさ!レノア姫のかわいさ!大人のおかしさ!忘れていた気持ちを思い出させてくれました。私もお月さまほしくなっちゃった。

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2009/10/07

「お月様がほしい」というレノア王女の願いをかなえるにはどうすれば?…相談された家来たちは知恵をしぼりあいますが、王様を怒らせるばかり。最後に呼ばれた王様の道化師は…。ラズベリータルトを食べ過ぎるレノア王女ではありますが、彼女の考えが、ものの見事に、大人の頭の凝りをほぐしてくれる絵...

「お月様がほしい」というレノア王女の願いをかなえるにはどうすれば?…相談された家来たちは知恵をしぼりあいますが、王様を怒らせるばかり。最後に呼ばれた王様の道化師は…。ラズベリータルトを食べ過ぎるレノア王女ではありますが、彼女の考えが、ものの見事に、大人の頭の凝りをほぐしてくれる絵本。スロボドキンの優しい淡いふうわりした絵が、月の話しにふさわしい幻想的な雰囲気を醸し出しています。

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