B面の夏 の商品レビュー
平成生まれの私にとって、黛さんの句はドラマのワンシーンのように眩しい。 恋に落ちた人の、眼差しが痛い。恋愛における酸いも甘いもを浸けた果実酒のような景色一つ一つが季節の言葉によって彩られる。 見たことがない時代、場所の景色なのに一句一句なぞるごとに、明確に、恋の始まりと終わり...
平成生まれの私にとって、黛さんの句はドラマのワンシーンのように眩しい。 恋に落ちた人の、眼差しが痛い。恋愛における酸いも甘いもを浸けた果実酒のような景色一つ一つが季節の言葉によって彩られる。 見たことがない時代、場所の景色なのに一句一句なぞるごとに、明確に、恋の始まりと終わりを感じることができる一冊。
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