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さだまさしのセイヤング(青本) の商品レビュー

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2009/10/04

1981年から12年間(だったと思う)文化放送で放送されていた『さだまさしのセイ!ヤング』のネタを集めた本。  私がこの番組を聴いていたのは、最後の2年間ほどだけだった。当時中学生で、あまり楽しい日常を送っていなかった私に、「楽しいことを見つける方法」を教えてくれた番組だった...

1981年から12年間(だったと思う)文化放送で放送されていた『さだまさしのセイ!ヤング』のネタを集めた本。  私がこの番組を聴いていたのは、最後の2年間ほどだけだった。当時中学生で、あまり楽しい日常を送っていなかった私に、「楽しいことを見つける方法」を教えてくれた番組だった。  赤本は放送600回を記念して、600字以内の作品を募ったイベント『600字文芸大賞』、テーマに沿ってギャグや俳句を考える『国際ハーベスト大学』『お笑い国技館』『深夜の句会』、日常の出来事を綴った『おハガキ大紹介』『ラストレター』のコーナーに寄せられたハガキが紹介されている。  12年間のハガキから厳選されただけあって、とにかく笑えること間違いなしの1冊。私は会社の引き出しの中にこの本を入れて、朝読んで笑いをこらえている(笑)。「疲れたな〜」と思ったときに読んで、元気になれる本。  青本(写真)はテーマに沿って俳句、エッセイ、枕など、何でも自由に綴った『さだまさし総合文化研究所』、日常のほのぼのした出来事を綴った『ほほえみポスト』の2つのコーナーが収録されている。へたな小説を読むより、断然楽しめる1冊。リスナー数200万人と言われていただけあって、一人一人の生活の楽しいこと、悲しいことがあるという、当たり前のことがとても大切に感じられる本。「もうあかん、誰にも会いたくない」とへこんだときに効く本(笑)。  どちらの本も、リスナーのたけこしゆうこさんのイラストがほのぼのといい味を出している。

Posted byブクログ