姫の戦国(下) の商品レビュー
桶狭間で信長に討たれた今川義元だったが、国の経営では当時時代の最先端をいっており、東海の太守と呼ばれるにふさわしい実力者であったことが分かる。京から嫁ぎ、夫亡き後、女性でありながら長年国政にも関与してきた悠姫(寿桂尼)の数奇な生涯。作者があとがきに書いているように、もっと注目され...
桶狭間で信長に討たれた今川義元だったが、国の経営では当時時代の最先端をいっており、東海の太守と呼ばれるにふさわしい実力者であったことが分かる。京から嫁ぎ、夫亡き後、女性でありながら長年国政にも関与してきた悠姫(寿桂尼)の数奇な生涯。作者があとがきに書いているように、もっと注目されていいと思った。
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戦国時代で今川氏というと、織田信長ばかりに焦点があたるが、伊勢新九郎にはじまり、今川氏親、氏輝、義元と続いていった今川氏は、足利将軍家につなかる家格として、非常に強大であり、統治方法はじめとして、時代の最先端であった事は間違いない。その今川氏に嫁ぎ、後家として今川氏を逞しく導いて...
戦国時代で今川氏というと、織田信長ばかりに焦点があたるが、伊勢新九郎にはじまり、今川氏親、氏輝、義元と続いていった今川氏は、足利将軍家につなかる家格として、非常に強大であり、統治方法はじめとして、時代の最先端であった事は間違いない。その今川氏に嫁ぎ、後家として今川氏を逞しく導いていった寿桂尼が公家出身であると考えると、なかなかに興味深い。
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(1993.11.13読了)(新聞連載) (「BOOK」データベースより)amazon 氏親没後、幼い氏輝、義元に代わり領国経営にいそしむ寿桂尼(悠姫)。そして、“東海一の弓取り”に成長した義元は、京を目指す―。
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