最後の宦官(上) の商品レビュー
以前に読んだ「最後の宦官」より若干トーンがやわらかい。あの時感じた、中国の皇帝の責務の重さ、狂気めいたものは、この本からは感じられず。著者の人柄の良さ、悪く言えば行儀のよさがめだつ。 けれども……以前に読んだ本は本人が語ったことを別な人が書き下ろしたもの、そしてまだ読んでいな...
以前に読んだ「最後の宦官」より若干トーンがやわらかい。あの時感じた、中国の皇帝の責務の重さ、狂気めいたものは、この本からは感じられず。著者の人柄の良さ、悪く言えば行儀のよさがめだつ。 けれども……以前に読んだ本は本人が語ったことを別な人が書き下ろしたもの、そしてまだ読んでいない「最後の宦官」は、孫が書いたもの。 口には出せても、文字には起こせないものもあるのかなぁとも思う。 下巻を待て!
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激動の時代を生き抜いた、ラストエンペラー溥儀に仕えた宦官の記録。 溥儀に対しては先を読むことができなかった、責任逃れの哀れな清朝の遺物という評価しかできないが、その背景が読み取れる本だ。
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