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E.T.A.ホフマン の商品レビュー

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2024/08/18

この本のありがたいのはホフマンが生きた時代の社会や文化、時代背景を解説してくれるところにあります。 ホフマンが生きた1776年から1822年のドイツというのはゲーテやシラー、ショーペンハウアー、ヘーゲルが活躍した時代でもあります。またホフマンが生まれたケーニヒスベルクはあのカン...

この本のありがたいのはホフマンが生きた時代の社会や文化、時代背景を解説してくれるところにあります。 ホフマンが生きた1776年から1822年のドイツというのはゲーテやシラー、ショーペンハウアー、ヘーゲルが活躍した時代でもあります。またホフマンが生まれたケーニヒスベルクはあのカントが住んでいた街です。しかもカントは1724年生まれの1804年没ですのでまさしくカントが活躍していた街でホフマンは生れたのでした。 そういう意味でもザフランスキーがこの本で語る時代背景や文化は、他のドイツ人哲学者の背景を知る上でも非常に役に立ちます。 ホフマンその人を学びながら他の哲学者の人生と絡めて私たち読者は考えていくことができます。これは楽しい読書でした。

Posted byブクログ

2014/11/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 〈物語/歴史〉から逃れるために怪奇と幻想に満ちた作品を書きつづけ、音楽家・画家・法律家としても多彩に活動したホフマンの波乱の生涯。 激動と興奮の時代背景の中にその全体像を活写。 [ 目次 ] 第1部 家風の重圧をうけて 1776‐1808 第2部 自由のつらさ―楽士長時代 1808‐1814 第3部 型破りの大審院判事 1814‐1822 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ