フランツ・ヨーゼフ の商品レビュー
また彼のことが知りたくなり読んでみた。 本当に本当に苦労性なフランツ・ヨーゼフ。 エリザベートと結婚して幸せだったならそれでいいけど、これだけ次から次へと大変なことが起こるんだから、しっかり支えてあげて欲しい。 それでも、彼にとっては自分の分まで飛び回ってくれるエリザベートが好き...
また彼のことが知りたくなり読んでみた。 本当に本当に苦労性なフランツ・ヨーゼフ。 エリザベートと結婚して幸せだったならそれでいいけど、これだけ次から次へと大変なことが起こるんだから、しっかり支えてあげて欲しい。 それでも、彼にとっては自分の分まで飛び回ってくれるエリザベートが好きなんだから、仕方ないか。 カタリーナ・シュラットは、晩年を支えてくれて感謝していたのに、実は賭け事三昧で借金を作ってはフランツ・ヨーゼフにお金を無心していたなんて最低だ。 それでも、そんな彼女のことが好きだったならそれでいいんだけど・・・。 歴史に「もし」「たら」はないとは言うけれど、もし、彼がセルビアとの開戦に踏み切らなかったら・・・第一次世界大戦がはじまらなかったら・・・そしたら、第二次世界大戦も始まらなかったら・・・世界はどうなっていたんだろう。 「今」を作ったのはフランツ・ヨーゼフなのかもしれないと思うと・・・なんだかぞわぞわする。さすがだ。 彼自身が国家であり、帝国のすべてを一身に担い、彼の死とともに支柱を失った国家は瓦解してしまった。 なんて重い人生。 せめて、天国で有頂天に暮らしていてほしいけど。。。 カプツィーナで見られる荘厳な棺に納められている限り、それも無理そうかもね。。。
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2年ぶりの再読。 ミュージカル「エリザベート」の予習として読みました。 あのミュージカルの真の主役はフランツ・ヨーゼフだと思っています。彼を軸に物語が紡がれているように見えました。 「エリザベート」や末期のハプスブルク帝国について知るには、この本がだいぶ参考になると思います。
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