ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ の商品レビュー
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シリーズ4巻目はドゥッチオ。13世紀後半から14世紀初め頃に活躍。シエナ生まれの画家。この時代、他の画家たちについては不明な部分が多いのだが、ドゥッチオに関しては豊富な公記録が残されている。ただし、画家の事績としてではなく、当局に逆らって度々の罰金刑に処せられているのだ。随分と独立心が旺盛で反抗的な人だったようだ。画家としては、チマブーエの弟子としてスタートしている。やがて、時には共作者として。ただ、特に初期から中期にかけてはあまりにも師にそっくりだ。残念ながら、本業の方では意外にも素直だったようだ。
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