1,800円以上の注文で送料無料

奇想天外 の商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/02/20

久し振りに安部公房が読みたいと思い、その時に居た図書館にたまたまあったのが、この本。 安部公房の「赤い繭」は既に読んだことがあったかも。特別面白い話ではないけど、好きな作家だけあって文章がすんなりと私の中に入っていく感じ。 文学ってもっとお堅いイメージだったけど、この本はタイ...

久し振りに安部公房が読みたいと思い、その時に居た図書館にたまたまあったのが、この本。 安部公房の「赤い繭」は既に読んだことがあったかも。特別面白い話ではないけど、好きな作家だけあって文章がすんなりと私の中に入っていく感じ。 文学ってもっとお堅いイメージだったけど、この本はタイトルの通り全く想像のつかない自由な世界だった。 内外の著名な作家、名前だけ知っている人、名前も知らない人を初めて読むことが出来て本当に貴重な本だと思う。 収録されているのは リア グリム 宮沢賢治 竹内浩三 ブッツァーティ カフカ 夢野久作 安部公房 稲垣足穂 カルヴィーノ 林家正蔵 蒲松齢 泉鏡花 夏目漱石 内田百閒 瞿宗吉 小田仁二郎 タラションコル 平山蘆江 ゴーチェ プーシキン 梅崎春生 モーパッサン ポー 横光利一 グレアム・グリーン ロアルド・ダール 三島由紀夫 江戸川乱歩 中井英夫 訳が分からなさが《夢を見ている》みたいにめちゃくちゃだなと面白かったのは竹内浩三「ソナタの形式による落語」。 あと、印象深かったのは小田仁二郎「鯉の巴」かな。 三島由紀夫「美神」も面白かった。 ロアルド・ダール「女主人」は静かな怖さがあった。 夢野久作「卵」は最初は純愛という感じたったのに後味が気持ち悪かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

ちくま文学の短編集、第二弾。 今回はタイトル通り、古今東西の不可思議な物語を集めた、ぎゅっと濃い内容。 全部で32作品が収録されていて、これだけたくさんあると気に入るものもあれば肌に合わないものものもあるので、星三つ。 実はこのちくま文学の森シリーズ、一月に一冊読めればと思ってい...

ちくま文学の短編集、第二弾。 今回はタイトル通り、古今東西の不可思議な物語を集めた、ぎゅっと濃い内容。 全部で32作品が収録されていて、これだけたくさんあると気に入るものもあれば肌に合わないものものもあるので、星三つ。 実はこのちくま文学の森シリーズ、一月に一冊読めればと思っていましたが、じっくり読むと時間がかかって全然進まない!  いったいいつになれば全巻読み終えられるのでしょう。次は「人情ばなし」。

Posted byブクログ

2009/10/04

オムニバス。 賢治・カフカ・夢野・公房・足穂・鏡花・漱石・百?・乱歩・ポー・横光・モーパッサン・中井英夫……etc。 ナイスセンス!

Posted byブクログ