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古代史の封印を解く日本ピラミッドの謎 の商品レビュー

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2019/02/01

日本の超古代文明についての著作が、主に日本文芸社のラクダブックスを中心に出版されていた著者の、これは学研の歴史群像新書から出版された作品。1994年刊行。 第1章では著者が発掘調査に参加した秋田県の黒又山について、趣味の実用書のレベルを超え、遺跡の調査報告書のように書かれてます。...

日本の超古代文明についての著作が、主に日本文芸社のラクダブックスを中心に出版されていた著者の、これは学研の歴史群像新書から出版された作品。1994年刊行。 第1章では著者が発掘調査に参加した秋田県の黒又山について、趣味の実用書のレベルを超え、遺跡の調査報告書のように書かれてます。 第2章では、黒又山と同様、古代に祭祀が行われていたと思われる日本各地の山が、更に第3章では日本のみならず環太平洋地域の黒又山によく似たピラミッドが紹介されていきます。 第1章ではちょっと退屈しましたが、第2章から第3章と、謎の世界が広がるにつれ、こちらも徐々に興奮させられました。 宇宙規模のオカルティックな解釈は全く明言せず、読者に想像させるだけなのは、同じ学研でもムー・スーパー・ミステリー・ブックスではなく歴史群像新書だからでしょうか。 次はムー・スーパー・ミステリーの鈴木氏の作品を読みたくなりましたよ。

Posted byブクログ