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オーパルひとりぼっち の商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2023/12/23

〝あたしの お父さんと お母さんは いないの。 天国にいって、神様といっしょに、暮らしてるんだって。 でも、ふたりがいないと さびしいわ...あたしと暮らしているママは、あたしが 厄介者だって、いうのよ。厄介者って、大人が まわりに置いときたくない ものだって 思う〟・・・新しい...

〝あたしの お父さんと お母さんは いないの。 天国にいって、神様といっしょに、暮らしてるんだって。 でも、ふたりがいないと さびしいわ...あたしと暮らしているママは、あたしが 厄介者だって、いうのよ。厄介者って、大人が まわりに置いときたくない ものだって 思う〟・・・新しいお母さんのもとで、いろんな仕事を言いつけられる少女オーパル。けれども、オーパルの目は、自分をとりまく世界に向けて、大きく開かれていく…。幼年期のオーパルの日記をもとに、バーバラ・クーニ-の端正な絵による、心を揺さぶられる絵本。

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2023/12/16

何かたいせつにすべきことを教えてもらったような気持ち。家族がいなくなって、冷たい家族に引き取られて この生活が続いていくのはこころが少し痛む。動物や自然に意識がいってて少し心がへこんでるのが感じ取れるけど、動物や自然と愛や絆を作ってる。この女の子はこの先今の家が全てでないことを知...

何かたいせつにすべきことを教えてもらったような気持ち。家族がいなくなって、冷たい家族に引き取られて この生活が続いていくのはこころが少し痛む。動物や自然に意識がいってて少し心がへこんでるのが感じ取れるけど、動物や自然と愛や絆を作ってる。この女の子はこの先今の家が全てでないことを知って、でも感謝はして、孤独の良い意味と幸せを知るんかなあ

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2023/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こども図書館の福袋、<低学年用>に入っていました。 正直なところ、こどもの感想は全然面白くなかった。 とのことでした。 自分で一読、ママが無理やり、もう一読で終わりでした。 女の子であれば、この本の情緒や感性が分かるかもしれませんが、 この本は大人向けの絵本ではなかろうかと思いました。 5歳、6歳の子がこんなに、しっかりと日記を書いていた事には感心しますし、絵も少女の世界観や日常の描写などが美しく、丁寧に描かれています。 天使のおとうさんと、天使のおかあさんを恋しがりながらも、まだ幼い少女が耐えながら、時に賢く、生き抜いていく姿には胸をうたれました。

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2021/06/14

オーパルの5歳・6歳の実際の日記が絵本になったもの。 とても寂しい思いをしていたんだと、心が苦しくなります。 オーパルが感性豊かな幸せな日々を送れていますように。

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2021/01/29

両親を亡くし養父母のもとで暮らしているオーパル。一生懸命 家事労働をするけれど、厳しい養母にきつく当たられる。辛い毎日の中で彼女を支えるものは、両親が残してくれた書物、草花や動物たち、そして周囲の心ある人たちとの交流。 信じられない・・・。 これが、ある実在の女の...

両親を亡くし養父母のもとで暮らしているオーパル。一生懸命 家事労働をするけれど、厳しい養母にきつく当たられる。辛い毎日の中で彼女を支えるものは、両親が残してくれた書物、草花や動物たち、そして周囲の心ある人たちとの交流。 信じられない・・・。 これが、ある実在の女の子の5歳から6歳までの日記だなんて。 あとがきによると、大きならんぼうな字で 近所の女の人からもらった封筒の裏に書かれていた、とのこと・・・ おそらく家事で荒れていたであろう小さな手で、覚えたてのアルファベットを綴っている彼女を想像したら、切なくてたまらない。

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2021/01/03

4歳には早いかなと思うぐらい、ちょっと寂しく優しく悲しいお話。でも、双子さんは何度や読んで~っと選んでいました。寂しいけれど、冷たいともまた違う、なんともいえないしんみりする感じのお話。

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2020/09/20

原作者のオーバルウィットニーの5.6歳の時の日記を絵本にしました。バーバラクーニーの描くの笑ってない女の子の表情が印象的。

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2015/06/29

こんなに切なく、美しく、共感できる絵本、初めてです。 もちろん、作者のオーパルのように過酷な人生は送っていませんが、子供時代や思春期の痛みを思い出し、胸が締め付けられます。大好きな大木にラファエルと特別な名をつけたり、真夜中にじゃがいも畑の畝を走り抜ける場面は忘れられません。 ...

こんなに切なく、美しく、共感できる絵本、初めてです。 もちろん、作者のオーパルのように過酷な人生は送っていませんが、子供時代や思春期の痛みを思い出し、胸が締め付けられます。大好きな大木にラファエルと特別な名をつけたり、真夜中にじゃがいも畑の畝を走り抜ける場面は忘れられません。 悲しみの先に詩が生まれる。痛みがあるからこそ、優しさと美しさを知る。 バーバラ・クーニーの素晴らしい絵とともに、引き込まれてしまいました…

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2009/10/04

みなしごオーパルの5才から6才にかけての実在の日記にクーニーが絵をつけた本です。 生い立ちの不幸も暮らしの不幸も、小さな子どもには動かしがたい運命。 どのページにもクーニーは少女に笑顔を与えていません。 それでも、少女は与えられた運命を受け入れ、ひとりぼっちの心を慰め、そして「ど...

みなしごオーパルの5才から6才にかけての実在の日記にクーニーが絵をつけた本です。 生い立ちの不幸も暮らしの不幸も、小さな子どもには動かしがたい運命。 どのページにもクーニーは少女に笑顔を与えていません。 それでも、少女は与えられた運命を受け入れ、ひとりぼっちの心を慰め、そして「どうにかして生きていくすべ」を知っているようです。 それはみずみずしい感受性を失わないことでしょうか、それとも自然に向かって心を開くこと? オーパルの言葉は確信にみちた強い言葉です。 「かなしくなると、あたしの木と いろいろなことをおなはしするの。  その木をラファエルってよんでいるのよ。  ラファエルによりかかっているのって とっても いいきもち。  すごく りっぱな木なの。  たましいを もっていて  あたしのきもち わかってくれるの。」 笑顔のないオーパルが教えてくれるのは 「それでも暮らしてゆく」ということ。

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